ピエール・ガスリー、手負いのマシンで奮闘「フロアが損傷、全くグリップがない状況だった」
21日(日)に行われたF1第18戦アメリカGP決勝を終えて、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがレースと週末を振り返った。ガスリーはスーパーソフト、ソフト、ウルトラソフトと繋ぐ2回のピットストップを行い14位でフィニッシュ。他者の失格処分によって最終12位でレースを終えた。
パワーユニット交換に伴うグリッド降格を受けて、ガスリーは後方19番グリッドからレースをスタート。オープニングラップではフェルナンド・アロンソ(Mclaren)とランス・ストロール(Williams)が交錯するインシデントが発生。飛び散ったパーツによってガスリーのマシン底部は損傷を負ってしまった。
フロアが損傷、全くグリップがない状況だった
ピエール・ガスリー決勝: 12位, グリッド: 19番手
長く険しいレースだったよ。19番グリッドからのスタートだから、難しいレースになるのは分かっていた事だけどね。混乱があったオープニングラップでデブリが飛散して、フロアが少しダメージを負っちゃったんだ。コックピットの中から出来る限りの事をしようと頑張ったけど、グリップが大量に失われしまって大変だった。2ストップ戦略にしたけど、やれることは限られていた。
予選での1ラップのペースが凄く良かったのは収穫だね。今回はちゃんと戦えなくて残念だけど、次のメキシコでも同じ様なペースがあることを期待してる。また予選を上手くやって、最高の結果を持ち帰れるように頑張るよ。
56周で争われた決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたフェラーリのキミ・ライコネンが113レースぶりに優勝。2位はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはメルセデスのルイス・ハミルトンが滑り込んだ。
セバスチャン・ベッテルが4位に入った事で、ドライバーズタイトルは日本時間29日早朝に開催される次戦F1メキシコGPに持ち越しとなった。