ホンダF1長谷川「PUの感触はポジティブ、FP3で改善して予選に期待」F1アメリカGP 2017《初日》

長谷川祐介copyright HONDA

第17戦アメリカGP金曜初日のセッションを終えて、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介は明日の予選に向けて楽観的な見通しを語った。

フリー走行1回目は雨が降るウエットコンディション。アロンソのマシンには油圧の問題が見つかってほとんど走行が出来ない一方で、バンドーンは計画されていた予定をこなしてしっかりと走り込みを行った。2回目のセッションではアロンソも無事走行周を重ねた。両セッションから得られたPUの感触は良かったようで、予選Q3進出に期待を寄せる。

COTAはエンジン出力がラップタイムに与える影響が小さく、シーズン残り4戦の中でポイントの獲得の可能性が最も高いと考えられている。悩ましいのは8基目のICE投入によるバンドーンのエンジン降格ペナルティー。ここぞというグランプリでの5グリッド降格は手痛いが、直近のライバル勢にも降格が見込まれているため、見通しは決して悪くはない。

ホンダF1:アメリカGP 金曜フリー走行を終えて

長谷川 祐介ホンダF1プロジェクト総責任者

アメリカグランプリの初日は不安定で湿気の多い天気で始まり、トリッキーなコンディションの中でのフリー走行となりました。それにもかかわらず、ストフェルは計画通りに走ることができました。フェルナンドは油圧の問題が見つかってフリー走行1回目の走行時間を失ってしまいましたが、2回目のセッションではしっかり走って十分なデータを収集しました。

両マシンとも明日のフリー走行3回目での改善の余地は確実にあるので、予選ではQ3進出が可能だと思っています。

今週末はストフェルの車に新しいICEを導入しました。その結果、彼は日曜日の決勝レースで5グリッド降格のペナルティを負うことになります。しかしながら、今日のセッションでのPUにはポジティブな感触があり、私たちはここでかなりの競争力を発揮出来ると思っています。


2017年第17戦F1アメリカGP三回目のフリー走行は、10月22日(日)午前1時から、予選は同日6時からサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われる。

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