レッドブルのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペン、2018年F1オーストリアGPにて
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「打倒ハミルトン、4連覇を阻止してみせる」とリカルド / Red Bull

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アストンマーチン・レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが、2018年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGPに先立って抱負を語った。昨年のレースではフェルスタッペンが4位、リカルドが5位という結果に終わっている。

なお、舞台となるシルバーストン・サーキットは年々増え続ける開催権料を懸念し、昨年の7月に契約解約権を行使。2020年以降のF1開催の見通しが立っていない。

レッドブル:イギリスGPに向けて

ダニエル・リカルドハミルトンを倒して優勝する

F1でデビューしたのがシルバーストンだったから、僕にとってイギリスGPは特別なグランプリなんだ。ハイスピードがあり流れるようで美しく、このコースが本当に好きだ。全開のコップスから続くマゴッツとベケッツの組み合わせは本当に素晴らしい。レースが本当に楽しみだよ。

アクセル全開からのアクセルオフ、そしてシフトダウンし再びベタ踏み…病みつきになっちゃうよね。イギリスの変わりやすい天気は好きじゃないけどさ。それによって勝つこともあるけど、負けることもあるし。

イギリスはモータースポーツの歴史が深く、ファンは忠実で愛国心に溢れている。去年のグランプリでは後方からスタートして5位でフィニッシュでき楽しいレースになった。追い抜きまくるレースはいつも最高に楽しいよね。表彰台には上がったことあるけど優勝したことはないから、ルイス(ハミルトン=4連覇中)を倒して勝利したい。彼は”今のところ”母国で素晴らしい記録を持ってるけど、僕がそれを手に入れてみせる(笑)

シルバーストンにはカレンダーに留まってほしいと思ってるけど、何らかの理由で他のサーキットに変更されるのであれば、ブランズハッチGPサーキットが良いね。あそこも長いことF1が開催されてないから。いずれにしても、カレンダーに少なくとも1つは英国のレースがあって欲しいと思ってる。

マックス・フェルスタッペン追い抜きが難しいから雨を期待

ようやく3連戦が終わるわけだけど、ホッケンハイムでのグランプリ前に少し休みをとった方が良いね。シルバーストンは、この慌ただしかった戦いを終わらせるにはもってこいのトラックだよ。歴史があるだけじゃなくて、最高に楽しいからね。

ここには高速コーナーがたくさんあるんだけど、中でもべケッツとマゴッツが僕のお気に入りなんだ。ただ、高速コーナーでは前のマシンについていくのが難しくオーバーテイクが困難だから、愛すべきブリティッシュ・レインを期待してるよ。

前に一度表彰台に上がってるから、何としてもまたそうなりたいね。チームの本拠地に近いってのも有り難い。レースの週末にエンジニアやメカニックの皆が家に帰れるからね。


戦いの舞台となるのはイギリス空軍飛行場の跡地に建設されたシルバーストン・サーキット。1周5,891mのコースには低・中・高速のコーナーが混在、カレンダー屈指のテクニカルなサーキットとして知られる。昨年のグランプリでは、ルイス・ハミルトンが優勝。2位にバルテリ・ボッタスが続きメルセデスが1-2の圧勝。3位にキミ・ライコネン(Ferrari)という結果だった。

F1ギリスGPは日本時間2018年7月6日(金)18:00からのフリー走行1で幕を開ける。

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