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ホンダF1の長谷川祐介は、マクラーレン・ホンダは前戦オーストリアGPで”本物の前進”を示したと語り、今週末のイギリスGPでも、その勢いと成果を積み重ねていけるとの認識を示した。
先週末のレッドブル・リンクでのレースでは、フェルナンド・アロンソがリタイヤ、ストフェル・バンドーンが12位に終わったマクラーレン・ホンダ。表立っての結果は決してパッとしたものではなかったが、ドライバーも首脳陣も、マシンの改善に手応えを感じているとの発言を一様に繰り返していた。
エンジン全開率が70%近くにまで達するシルバーストン・サーキットでのレースは、エンジンパワーが勝敗を大きく左右する。長谷川はオーストリアでの成果を強調する一方で、マクラーレン・ホンダがイギリスGPで苦戦するであろうとも述べ、現実を見据えた態度を示した。
F1イギリスGPに向けて
長谷川祐介ホンダF1プロジェクト総責任者
イギリスGPはシーズンの折り返しとなるグランプリです。F1を象徴する最古の歴史を持つレースの1つであるとともに、チームとドライバーにとって最も要求の厳しいレースでもあります。
長いストレートと高速コーナからなるレイアウトは流れるようです。ここでは、パワーユニットを含めてマシンのあらゆる側面が試されます。アクセル全開の長い直線コースは燃料とパワーに厳しいため、我々マクラーレン・ホンダにとっては苦しい戦いになるものと考えています。また、ここでは悪名高い気まぐれなブリティッシュ・ウェザーもレースの重要な側面を握っています。
オーストリアGPでの結果は、望んでいたものでも予想していたものでもありませんでしたが、我々は幾らかの本物のステップアップを示しました。私たちは今までと同じように高いモチベーションに溢れており、可能な限り迅速に改善していけるよう努めています。
シルバーストンは、マクラーレン・ホンダにとって今シーズン最初の母国レースになりますので、忙しくも特別な週末になることを楽しみにしています。観客のみなさんはいつも素晴らしく、多くのファン、同僚、そして家族がレースを見守ってくれる事でしょう。彼らに素晴らしいレースを披露し、ホームの観衆の前でポイントを獲得できるよう最善を尽くします。
2017年第10戦イギリスGPの舞台はシルバーストン・サーキット、7月14日(金)17時からのフリー走行で幕を開ける。日程・結果・ニュース・サーキットガイドなど、グランプリに関する情報については、F1イギリスGP特設ページを参照されたい。