雨でお手上げガレージ傍観…アプグレ投入組は評価できず難しい滑出しに / F1イギリスGP《FP1》結果とダイジェスト

Published：2022/7/1 22:27 Updated：2022/7/2 12:18

シーズン10戦目となる2022年F1世界選手権イギリスGPが7月1日にシルバーストン・サーキットで開幕を迎え、日本時間21時から雨に濡れたシルバーストン・サーキットで金曜1回目のフリー走行が行われた。

タイム計測を終えたのは僅か10台。残りの週末は天気が好転していく見通しであるため、ウェットコンディションで走り込む意義はなく、ドライバー達はほとんど時間をガレージ内で傍観する格好となった。

トップタイムはバルテリ・ボッタス（アルファロメオ）。9周を走ってインターミディエイトタイヤで1分42秒249を刻み、地元の英雄ルイス・ハミルトン（メルセデス）を2番手に退けた。3番手にはカルロス・サインツ（フェラーリ）が続いた。

角田裕毅（アルファタウリ）はインターミディエイトで3周を走った後、最後にソフトコンパウンドを装着。9番手の自己ベストと共にクルマを降りた。

現地トウスターは雨に見舞われ、セッションは気温16℃、路面温度22℃のウエットコンディションでスタートした。ただ、継続的に激しい雨が振り続けていたわけではなく、時折、眩しいほどの日差しがコース全体を照らす時間帯もある典型的なブリティッシュ・ウェザーだった。

公式タイヤサプライヤーのピレリはカレンダー随一のタイヤキラーであるシルバーストンに最も硬いレンジのC1からC3までの3種類のコンパウンドを持ち込んだ。

残り5分を切るとスリックに履き替えるマシンが出たものの、ランス・ストロール（アストンマーチン）がコプスで足を滑らせコースオフ。グラベルにハマったために赤旗が振られ、セッションはそのまま終了となった。

ウィリアムズやアストンマーチン、アルピーヌやメルセデスといった大型アップグレードを持ち込んだチームは新パーツの評価をする事ができず、難しい週末の出だしを強いられる形となった。

イギリスグランプリ2回目のフリー走行は日本時間7月1日(金)24時から1時間の日程で開催される。

2022年F1第10戦イギリスGPフリー走行1（FP1）リザルト

Pos	No	Driver	Team	Time	Gap	Laps
1	77	バルテリ・ボッタス	アルファロメオ・フェラーリ	1:42.249		9
2	44	ルイス・ハミルトン	メルセデス	1:42.781	+0.532	10
3	55	カルロス・サインツ	フェラーリ	1:42.967	+0.718	8
4	16	シャルル・ルクレール	フェラーリ	1:43.801	+1.552	7
5	47	ミック・シューマッハ	ハース・フェラーリ	1:43.895	+1.646	3
6	24	周冠宇	アルファロメオ・フェラーリ	1:46.171	+3.922	4
7	20	ケビン・マグヌッセン	ハース・フェラーリ	1:48.161	+5.912	3
8	18	ランス・ストロール	アストンマーチン・メルセデス	1:51.243	+8.994	5
9	22	角田裕毅	アルファタウリ・RBPT	1:51.373	+9.124	5
10	5	セバスチャン・ベッテル	アストンマーチン・メルセデス	1:59.168	+16.919	5
11	63	ジョージ・ラッセル	メルセデス			2
12	11	セルジオ・ペレス	レッドブル・RBPT			3
13	31	エステバン・オコン	アルピーヌ・ルノー			2
14	14	フェルナンド・アロンソ	アルピーヌ・ルノー			1
15	23	アレックス・アルボン	ウィリアムズ・メルセデス			1
16	3	ダニエル・リカルド	マクラーレン・メルセデス			4
17	10	ピエール・ガスリー	アルファタウリ・RBPT			3
18	4	ランド・ノリス	マクラーレン・メルセデス			4
19	6	ニコラス・ラティフィ	ウィリアムズ・メルセデス			1
20	1	マックス・フェルスタッペン	レッドブル・RBPT			3

コンディション

天気	小雨
気温	16℃
路面温度	22℃

セッション概要

グランプリ名	F1イギリスGP
セッション種別	フリー走行1
セッション開始日時	2022年07月01日 (金) 21:00

サーキット

名称	シルバーストン・サーキット
設立	1947年
全長	5891m
コーナー数	18
周回方向	時計回り

F1イギリスGP特集