予選後に報道陣の質問に応じるセルジオ・ペレス(レッドブル)、2023年7月8日F1イギリスGP
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ペレス、赤旗”不運”があったと主張もそれは違うとF1王者…F1イギリスGP予選で5連続TOP10圏外

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16番手のQ1敗退を喫し、5戦連続でトップ10進出を逃したF1第11戦イギリスGP予選を終えてセルジオ・ペレス(レッドブル)は、赤旗に翻弄されたと釈明したが、2009年のF1ワールドチャンピオンは異なる見解を示した。

ケビン・マグヌッセン(ハース)のマシンストップによりQ1は残り3分11秒で赤旗が振られた。レッドブルはペレスに新品ソフトを履かせ、誰よりも速くピットレーンに送り出した。

セルジオ・ペレス(レッドブル)を先頭にQ1再開を待つピットレーン上のF1マシン、2023年7月8日F1イギリスGP予選Courtesy Of Red Bull Content Pool

セルジオ・ペレス(レッドブル)を先頭にQ1再開を待つピットレーン上のF1マシン、2023年7月8日F1イギリスGP予選

車両回収に時間がかかったため、ペレスはピットレーンの先頭で9分近く待つこととなった。当然タイヤは完全に冷えてしまい、苦手とするグレイシーな路面でアウトラップとフライングラップを走らなければならなかった。

「当初考えていた以上に赤旗が続いたため、かなりの時間を待つことになった。少し運がなかった」とペレスは振り返る。

「タイヤに十分な熱を入れる事ができなかったし、この手のコンディションは僕が最近、このクルマで最も苦労しているものだった」

「クルマに関する僕の問題はこの手のコンディションでよりハッキリと出てしまう。これはチームとして真相を突き止めなきゃならない問題だ」

敗北の理由をペレスは赤旗に求めたが、Sky Sportsで解説を務めるジェンソン・バトンはそうは考えていない。

「運が悪かったわけじゃない。彼は赤旗の前にラップしていなかったし、赤旗の後はチームとしてミスを犯したんだと思う。彼を先頭で走らせようとしたのが間違いだったんだろう。通常、最後の1人が一番速いんだから」

「戦略的な判断も悪かったけど、チェコがその前のラップをやらず、チームにプレッシャーを与えなかったことも一因だ」

赤旗が振られたのは、当時14番手につけていたペレスがフライングラップを途中で終了してピットに入った直後の事だった。

バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)の失格によりランキング2位のペレスは日曜のレースを15番グリッドからスタートする。

「昨日は調子が良かったし、できるだけ多くポイントを獲得できるよう明日のレースに向けて気持ちを切り替えたい。フィールドを駆け上がるのは難しいだろうけどベストを尽くよ」とペレスは付け加えた。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「予選は厳しい結果に終わったが、チェコは明日のレースで良い走りをしてくれるはずだ」と期待を寄せた。


2023年F1イギリスGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。2番手にランド・ノリス、3番手にオスカー・ピアストリが続き、マクラーレンが地元ファン喝采の好成績を収めた。

決勝レースは日本時間7月9日(日)23時にフォーメーションラップが開始され、1周5891mのシルバーストン・サーキットを52周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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