ガレージの中で出走を待つレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2020年F1トルコGPにてcopyright Red Bull Content Pool

ホンダF1、2-4確保も「ポジティブな結果だが、全セッションで最速を刻んでいただけに悔しさもある」と田辺TD

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14日(土)に行われたF1第14戦トルコ公式予選でマックス・フェルスタッペンが2番手、アレックス・アルボンが4番手を獲得したにも関わらず、ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは「ポジティブな結果だが、全セッションで最速を刻んでいただけに悔しさもある」と失望をのぞかせた。

降雨の影響により2度の赤旗が出た関係で、予選Q1は70分を要する長丁場となった。路面状況はインターミディエイトからフルウエットへと転じ、大雨のため危険と判断された事で50分近くに渡ってセッションが中断された。

セッションは残り約7分で再開されるも、直後にロマン・グロージャン(ハース)がターン1でコースアウトを喫した事で再び赤旗が提示された。残り3分半の状況で再度リスタートを迎えると、ピットの緊張感は一気に高まった。アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトはターン3でスピンを喫してQ1ノックアウトと相成った。

Q2は中断なく行われたがタイヤ選択が課題となった。そんな中、”正解”のフルウェットをチョイスしたフェルスタッペンとアルボンはQ2を1-2で通過。その一方でピエール・ガスリーは、タイヤを上手く機能させられず15番手でQ2敗退となった。

ポールポジションを決するQ3でフェルスタッペンは、中古のフルウェットを履いて暫定トップタイムをマークするも、レーシングポイント勢を筆頭として他車がインターで好タイムを出し始めたためタイヤをチェンジ。しかしながら、インターとRB16との相性は悪く、トラフィックの影響で熱入れが不十分だったこともあり0.29秒差の2位に甘んじた。

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
2 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1:57.485 1:50.293 1:48.055
4 アレックス・アルボン レッドブル・ホンダ 1:59.431 1:52.282 1:50.448
15 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 2:05.579 1:58.556
17 ダニール・クビアト アルファタウリ・ホンダ 2:09.070

Q2までの5セッション全てでファステストをマークし続けてきただけに、フェルスタッペンは2番手という結果に失望と不満を爆発させたが、それは田辺豊治テクニカル・ディレクターにとっても同じだったようだ。

Honda:F1トルコGP予選を終えて

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

トルコGPの2日目は、雨に大きく影響された一日となりました。 午前中は小降りの雨の中でFP3がスタートし、各車最低限の走行で終了しました。予選前に雨は一時上がったものの、Q1開始直後から雨脚が強くなり赤旗で中断。その後も降ったり止んだりという難しい路面コンディションでの走行となり、チームとドライバーにとっても状況に応じた迅速な判断が求められるセッションでした。

昨日のFP1から今日のQ2までの全てのセッションをトップで終えていた事を考えると予選結果については悔しい気持ちもありますが、それでもなおレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手が2番手、アルボン選手4番手を獲得したことは、決勝レースに向けて非常にポジティブだと考えています。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台については、クビアト選手がスピンを喫してQ1敗退となり、ガスリー選手も15番手と、予選としては残念な結果となりましたが、レッドブルの2台共々明日は良いレースを期待しています。

大切なのは明日のレース結果です。4台ともにポジションを上げてフィニッシュできるよう、不安定な天候への対応などの検討を含めて準備を進めていく所存です。


ポールポジションはランス・ストロール(レーシングポイント)。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3番手はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)という結果となった。

2020年 F1トルコグランプリ決勝レースは、日本時間11月15日(日)19時10分にスタート。1周5,338mのイスタンブール・パーク・サーキットを58周する事でチャンピオンシップを争う。

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