トライアンフの最新デュアルパーパス、新型「スクランブラー1200XC」と「1200XE」が登場

オフロードをウイリーしながら走るトライアンフ・スクランブラー1200XE

英トライアンフの新型スクランブラー(Scrambler)1200XC及び1200XEが2018年10月25日に発表された。両モデルはトライアンフが放つ最新のデュアルパーパス・モデルで、「スクランブラー1200XC」はオールロード&オフロードにフォーカスした設計、最上級グレードの「スクランブラー1200XE」はオフロードの走破性をより高めたモデルとなっている。

Öhlins社とのコラボレーションによって開発された新しいシャシーには、カテゴリー最高レベルの足回りを提供すべくフルアジャスタブル・ツインスプリング式のリアサスペンションユニットを装備。驚異的なオフロード性能と地上高を実現する。ブレンボ製M50ラジアルモノブロックキャリパーやクラス初となるチューブレスタイヤ、21インチのフロントスポークホイールがオフロード性能をより一層高めている。


スクランブラー1200XC

専用チューニングが施された高出力1200ccのボンネビル・ツインエンジンは7,400rpmで90馬力、3,950rpmで110Nmという並外れたトルクを発揮。2016年に発売された「ボンネビルT120」よりも12.5%、2019年モデルの「ストリート・スクランブラー」より38%の性能向上を果たしている。

両モデルには「ロード」、「レイン」、「オフロード」、「スポーツ」、「ライダー」の計5のモードが搭載され、走行シーンや好みに合わせたスロットルレスポンス、ABS設定、トラクションコントロールを設定できる。1200XEの方には「オフロードプロ」モードを搭載。より高度なアドベンチャー走行やスクランブリング用に、オフロードでの走行に最もフォーカスした設定を提供する。

メーターパネルには、スタイリッシュなデザインとカスタマイズ可能なTFTフルカラーディスプレイを搭載。この他にも、Bluetoothを使用した電話統合機能や、視認性に優れる5インチのオールLEDライト、ライダーが難なくクラッチレバーを操作できるよう設計された「トルクアシストクラッチ」、キーレスイグニッション、クルーズコントロール、5VのUSB電源ソケットなど、多彩な装備を備える。


スクランブラー1200XCのタンデム走行イメージ

最上級のXEのみの機能としては、走行状況に応じてABSのモードを自動的に切り替える「オプティマイズド・コーナリング ABS」や、Continental社と共同開発された慣性計測ユニットによってロール、ピッチ、ヨー、リーンアングル、加速度を絶えず計測し、走りを自動的に最適化する機能などが盛り込まれている。また、冬場のツーリングには欠かせないグリップヒーターを標準装備する。

この他には、モーターサイクルでは世界初となる内蔵型GoPro制御システムを導入。簡単操作によってGoProのカメラ操作を容易にする機能が含まれる。Google™による内蔵型ナビゲーションシステムはBluetooth接続モジュールを介して、TFTディスプレイ上に方向指示アイコンを表示する。


最上級グレードのスクランブラー1200XE


スクランブラー1200XC

両モデルとも日本導入時期、メーカー希望小売価格については未定となっている。

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