トヨタ、待望の次期スープラのデザインを世界初公開!「GR Supra Racing Concept」
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トヨタ自動車は2018年3月6日、レーシングカーコンセプト「GR Supra Racing Concept」をジュネーブモーターショーで世界初公開した。同コンセプトカーは、TOYOTA GAZOO Racingが手がけるスポーツカーシリーズ「GR」のスタディモデルとして、よりエモーショナルで興奮に満ちたスポーツカーを表現するため、往年の「スープラ」をイメージして製作された。
スープラは2000GTと並び、トヨタの歴史において長らくフラグシップスポーツとして親しまれてきたが、2002年のJZA80型を以て生産中止となった。今回初公開された「GR Supra Racing Concept」は、スープラを16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせたコンセプトモデルとなる。
「ロングノーズ&ショートデッキ」の伝統的スポーツカーのフォルムをまとった「GR Supra Racing Concept」は、フロントエンジン・リヤドライブの2ドアクーペ。コンパクトなボディには、レースの最前線で使われる軽量かつ高剛性なカーボン・コンポジット材などが採用されている。左右に大きく張り出したフェンダーや大型リヤウィング、リヤディフューザーなどは、優れた空力性能と走行性能とを狙って開発された。
サスペンション、ホイール、タイヤ、ブレーキなどは、レース専用部品を装備。インテリアも、後方確認モニターがついたダッシュボードやレーシングシートに加え、パドルシフト付きステアリングホイール、コラム、ペダル、ロールケージなど、各種レース用装備が組み込まれている。開発は、欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が担当している。
四半世紀にわたり日本のみならず世界中のファンから愛され続けたスープラは、モータースポーツの世界で確かな足跡を残した。1993年に発売された第4世代のスープラは、全日本GT選手権(現在のSUPER GT)のGT500クラスで4回の年間チャンピオンを獲得。1980年代にはアメリカのIMSAレース、1990年代にはル・マン24時間レースに参戦するなど、多くのファンを魅了した。
なお、「GR Supra Racing Concept」は、ゲームソフト「グランツーリスモSPORT」に追加される予定となっており、来月4月のアップデートで配布される。
画像ギャラリー
主要諸元
新型スープラはFIA LM-GTE規定に対応しており、WEC世界耐久選手権へのエントリーを見据えて開発されている事が伺われる。市販化についての明言はまだない。
全長 | 4,575mm |
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全幅 | 2,048mm |
全高 | 1,230mm |
駆動形式 | FR |
ホイールベース | 2,470mm |
タイヤサイズ | フロント: 30/68-18 リヤ: 31/71-18 |