ピエール・ガスリー、初優勝の次は”不運な”サンドイッチ事故でリタイヤ「誰の責任でもない」
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モンツァでのキャリア初優勝を経て、F1第9戦トスカーナGP決勝レースに挑んだアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは、オープニングラップで不可避の事故に巻き込まれてしまい、リタイヤという結果に終わった。
コース幅の広いホームストレートからタイトなターン1への進入では各マシンが一斉になだれ込んだ事で混沌とした展開となり、ガスリーはその後に続くターン2へと向かう所でロマン・グロージャン(ハース)とキミ・ライコネン(アルファロメオ)に挟まれる格好となった。
行き場を失ったガスリーは、イン側にいたライコネンの右フロントタイヤと接触。弾かれた勢いでアウト側のグロージャンと交錯しマシンを破損。グラベルに捕まりクルマを降りた。
フランツ・トスト代表は「モンツァでの勝利を経て挑んだ今週末のムジェロでピエールは、予選でも決勝でも運に恵まれなかった。ピエールに才能がある事は分かっているし、気持ちを切り替えて次のロシアGPで挽回してくれると確信している」と語った。
サンドイッチでDNF「誰の責任でもない」
ピエール・ガスリー決勝: リタイヤ, グリッド: 16番手
オープニングラップのターン1を通過した直後にレースが終わってしまい残念だよ。ターン1にかけては数多くのマシンがサイド・バイ・サイドな状態で、状況としてはシッチャカメッチャカだった。
ターン2でキミ(ライコネン)とロマン(グロージャン)の間にスペースを見つけたんだけど、真ん中に挟まれる形になってしまい逃げ場を失って接触し、そこで僕のレースは終わってしまった。
誰の責任でもないと思うけど、ポイント獲得のチャンスを逃したという意味で残念だ。
確かに予選結果は良くなかったんだけど、週末を通してペースは良かったし、今日は挽回できる自信があった。ライバルとポイントを懸けて戦えれば良かったんだけど、パフォーマンス自体は良かったからポジティブに考えて、この勢いを次のソチに繋げていきたい。
9月13日(日)にムジェロ・サーキットで行われた2020年F1第9戦トスカーナ・グランプリ決勝レースは、度重なるクラッシュにより2度の赤旗中断を経て、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にバルテリ・ボッタス(メルセデス)、3位にアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)が続く結果となった。