A.J.フォイト・エンタープライズのタチアナ・カルデロン、2022年6月4日インディカー・シリーズ デトロイトGPにて
Courtesy Of Penske Entertainment

タチアナ・カルデロン、3年ぶりにFIA-F2選手権に復帰…スパ・フランコルシャンから残りのシーズンに参戦

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タチアナ・カルデロンが2019年以来、3年ぶりにFIA-F2選手権に復帰する事が決まった。コロンビア出身の29歳の女性ドライバーは残りのシーズンでジェム・ボリュクバシに代わってレースを戦う。

チャロウズ・レーシング・システムは8月24日(水)、双方合意の下でボリュクバシの契約を早期解除する事で合意に至ったと発表した。カルデロンはエンツォ・フィッティパルディをチームメイトとして慣れ親しんだスパで復帰を果たす。

カルデロンは2019年にアーデンと契約し、初の女性ドライバーとしてFIA-F2選手権に参戦した。1年でシートを失うと、ル・マン24時間レースを含む耐久レースへと挑戦し、今季はA.J.フォイト・エンタープライズからインディカーに参戦している。

カルデロンはチャロウズとの契約発表に際して「F2選手権への復帰が決まり本当に胸が高まっています。いまだに信じられない気分です」と語った。

「F2マシンをドライブするのは久しぶりですが、素晴らしい機会ですので最大限に活用したいと思っています」

「チャロウズ・レーシング・システムには本当に感謝しています。慌ただしい今回の3連戦、そしてその先のレースが本当に楽しみです」

チームオーナーのアントニン・チャロウズは「タチアナを迎えられて本当に嬉しく思う。我々は長年に渡って彼女のことをフォローし続けてきた」と語った。

「彼女は非常に競争力のあるドライバーだ。その経験は必ずやチームにとって貴重なものとなるはずだ」