マスクを着用して作業に取り組むホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクター、2020年F1オーストリアGPにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

ホンダF1、トラブルによるPU損傷なし「対策施して2戦目で挽回したい」

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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、開幕オーストリアGPで2台のレッドブル・ホンダRB16に発生したトラブルについて、各々異なる電気系統の問題であった事を明かし、今週末に控える2020年FIA-F1世界選手権第2戦シュタイアーマルクGPに向けて対策を施して挑むと語った。

レッドブル・リンクでの第1レースでホンダ勢は、4台中3台がチェッカーフラッグを受けずにレースを終えるという非常に厳しい結果に終わった。レッドブルの2台はそれぞれ電気系統のトラブルで途中リタイア(アルボンは完走扱い)となり、アルファタウリのダニール・クビアトはレース残り約1周のターン1で左リアタイアがパンクし、そこでレースを終えた。

唯一ポジティブな結果を残したのはピエール・ガスリーで、トロロッソからアルファタウリへとリブランディングしたその初戦で力強い走をみせ、7位入賞で6ポイントを獲得した。

レッドブル・リンクでの2戦目は、ライバルを含む全てのチームが初戦で収集したデータを分析したうえでの戦いとなる。予選が行われる土曜は悪天候の予報が出ており、難しいジャッジが求められる場面も予想されるが、ホンダは「今回こそポジティブな結果を得られるよう、2つのチームとともに万全の準備で臨みます」と意気込んでいる。

開幕戦を終えてアルファタウリ・ホンダが6ポイントでコンストラクター5位につけている一方、レッドブル・ホンダは0ポイントに終わり9位と大きく出遅れている。

対策施して2戦目で挽回したい

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

先日の開幕戦は、我々にとっては厳しい結果になりましたが、数々のコロナウイルス感染対策、更に無観客という状況の中で無事問題なく安全にレースができたということはF1やスポーツ界にとって大きな前進になったと考えています。

今週末は、同じオーストリアでF1史上初となる同一サーキットでの2週連続開催になります。したがって、先週末に収集したデータをフル活用したうえでさらなる最適化を進める形になります。一方、今週末は天気が荒れる予報が出ており、その点も考慮に入れて準備を進めています。

先週末に発生したアストンマーチン・レッドブル・レーシング(Aston Martin Red Bull Racing)の2台のマシンの問題は、それぞれ異なる電気系のトラブルが原因でした。短い時間の中でチームと一緒に詳細解析を進めるとともに、今回のレースに向けては考えうる対策を施す準備を進めています。なお、2台ともにPUそのものにダメージはなく、第2戦も初戦と同じPUを搭載して戦います。

先週は悔しいレースになりましたが、今週は4台のマシンが完走し、良い結果を得られることを目指して戦います


「シュタイアーマルクGP」という名の下に開催されるレッドブル・リンクでのダブルヘッダーの第2レース。ドライコンディションの中で行われた先週末の開幕戦では、バルテリ・ボッタス(Mercedes)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にシャルル・ルクレール(Ferrari)、3位にキャリア初表彰台のランド・ノリス(McLaren)という結果となった。

F1シュタイアーマルクGPは、日本時間7月10日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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