ウィリアムズF1、ラッセルが2018年イタリアGP以来の最高位もたらす
ウィリアムズ・レーシングは、7月11日(土)のF1シュタイアーマルクGP予選でジョージ・ラッセルが見事Q2進出を果たしてキャリア最高位となる12番手を獲得。ニコラス・ラティフィは18番手タイムを残した。
ウィリアムズがQ2進出を果たしたのは2018年のブラジルGP以来初めての事で、12番手という予選リザルトは2018年のイタリアGP以来となる最高成績だ。若き英国人ドライバーが母国グローブのチームを鼓舞した。
Pos | Driver | Team | Q1 | Q2 | Q3 |
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11 | ルクレール | フェラーリ | 1:20.871 | 1:19.628 | |
12 | ラッセル | ウィリアムズ | 1:20.382 | 1:19.636 | |
13 | ストロール | レーシングポイント | 1:19.697 | 1:19.645 | |
18 | ラティフィ | ウィリアムズ | 1:21.759 |
車両パフォーマンス部門を率いるデイブ・ロブソンは「今日の2人は本当に素晴らしかった」と高く評価。デビュー2戦目にしてヘビーウェットでの過酷な予選を強いられたラティフィに関しては「不運にも黄旗と赤旗に見舞われてしまい、Q2進出に足るだけのタイムが出ていたラップが台無しになってしまった」と説明した。
ウィリアムズ:F1シュタイアーマルクGP予選
ジョージ・ラッセル予選: 12位, FP3: 中止
今週末の目標はQ2進出だったんだけど、もし前もって誰かに「予選ではQ3までコンマ1秒以下のタイムになるよ」なんて言われても信じなかっただろうね。
今日はコースの至る場所が信じられない程トリッキーだった。視界が悪くてポイントが見えない箇所がたくさんあったけど、全てを尽くして上手く切り抜ける事ができた。
マシンの感触は良かったしすごく楽しかった。毎戦頑張ってくれているチームの皆の事を思うと本当に嬉しい。ポジションは僕らの本来の競争力を反映したものじゃないけど、チームの背中を大きく後押ししてくれる結果だ。
全体として素晴らしい予選になったと思うし、本当にうれしい。明日が楽しみだよ!
ニコラス・ラティフィ予選: 18位, FP3: 中止
トリッキーなコンディションだった。本格的なウエットを全開で走るのは今回が初めてだったのに、自分でも驚くほど快適に走れた。
本来であれば楽にQ2に進めただけに残念だ。1セット目のアタックでは15位以内に入るペースだったのに、2セット目のアタックの際にクリーンラップが得られなかったんだ。毎ラップに渡ってトラフィックか黄旗、赤旗に邪魔されてしまった。もう少し良い結果が得られたと思うだけに悔しいね。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(Mercedes)。2番手はマックス・フェルスタッペン(Red Bull Honda)、3番手にはカルロス・サインツ(McLaren)が続く結果となった。
2020年F1シュタイアーマルク・グランプリの決勝レースは、日本時間7月12日(日)22時10分にスタート。1周4,326mのレッドブル・リンクを71周する事でチャンピオンシップを争う。