ピレリのモーターホーム、2018年F1スペインGP
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F1スペインGP《決勝》:2ストップ戦略が最速と予想するピレリ。低い路面温度が波乱を巻き起こす?

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F1第5戦スペインGP予選を終え、公式タイヤサプライヤーのピレリがドライバー毎の残存タイヤセット数を公表した。決勝がドライコンディションで行われる場合、各マシンは最低2種類の異なるコンパウンドを使用する義務を負う。

2018年F1スペインGP決勝タイヤセット

Q3進出組の内、マクラーレンのフェルナンド・アロンソを除く9名は、予選Q2で使用したソフトタイヤでレースをスタートする義務を負う。作動温度領域の高いソフト勢は、スタート直後の第一スティントで細心の注意を払う必要がありそうだ。

バルセロナは予選後の夜に雷雨に見舞われ、日曜日の朝まで降雨が続いた。正午の時点では雨は止んでおり、路面には幾らか小さな水たまりがある程度だが、気温は11℃、路面温度は17℃と、週末を通して著しく寒いコンディションとなっている。新品のスーパーソフトを持つドライバーがアドバンテージを得る可能性は否定できない。

1コーナーまでの距離はカレンダー最長の730m。フォーメーションラップでタイヤを適切に暖められなかった場合、ブラックアウト直後にごぼう抜きにされかねない。

カタロニアでのレースはセーフティーカー出動率が24%と高くなく、過去47回の内26回がポール・トゥ・ウイン。順位変動が少ないサーキットとして知られるが、今週末の寒さはレースに大いなるスパイスを加える可能性がある。

各ドライコンパウンドの今週末の最多周回数は以下の通り、スーパーソフト以外のコンパウドは30周以上を記録している。

  • ミディアム…31周(ヒュルケンベルグ、Renault)
  • ソフト…32周(エリクソン、Sauber)
  • スーパーソフト…20周(ベッテル、Ferrari)

レース規定周回数は66周。今週末のカタロニア・サーキットにおけるスーパーソフトとソフトとのベストタイム差は0.2秒とほとんど差がなく、ソフトとミディアムとの差は1.9秒程。

ピレリは、スーパーソフト16周 + ソフト25周と繋ぎ、最後のスティントもソフトを履く2ストップ戦略が最速のストラテジーになると考えている。1ストップの場合は、ソフトで35周を走った後ミディアムを履くのが最善だという。

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