母国スペインGP予選7位のアロンソ「これは天からの贈り物、マシンが僕に自信を与えてくれた」MCL32の仕上りに満足

フェルナンド・アロンソcopyright formula1.com

母国のグランドスタンドを熱狂の渦に巻き込んだフェルナンド・アロンソは、この予選結果は「天からの贈り物」だと語る。マクラーレン・ホンダで3年目を迎えるアロンソは、13日(土)に行われた2017年F1スペインGPの予選で今季初のQ3進出をやってのけ、周囲の予想どこそこに3強チームに次ぐ7番手を記録した。

トラブルの多発するマクラーレン・ホンダのマシンに苛立ちを強めていたアロンソは、スペインGP金曜1回目のフリー走行で、ホンダ製F1エンジンからのオイル漏れにより走行不能に陥り、続く午後の走行ではわずか21周しか走ることが出来ていなかった。

「今日はすべてが完璧だった。考えてた以上の結果だよ。予選Q3に行けてしかも7番手、素晴らしいね。昨日の時点でその可能性を考えたけど、FP1ではトラブルがあったしFP2ではほとんど走ることができなかった。でも今日は全てを上手くまとめることができたし、自信を持ってマシンを走らせることができたんだ。かなり風が強くてコンディション的にはすごい難しかったけど、マシンが僕に全力で攻める自信を与えてくれたんだ」とアロンソ。ホンダPUを搭載するMCL32の仕上がりに満足している。

FP1でのトラブルによってエンジンには大きな穴が開いてしまったため、チームはFP2までの限られた時間内にパワーユニットの交換を行うことを余儀なくされた。

「チームの皆が凄く頑張って働いてくれているので、チームのためにも嬉しく思うよ。シーズン最初の数戦の間に、彼らはかなりの数のパワーユニットを交換することになってしまったけど、それが今や予選7位だよ。明日の決勝では、上位を目指ざす上で僕らが戦うべきライバル達が回りにいるわけだけど、この事はチームの士気を高めてくれることになると思う」

母国のファンの前でドライブすることがこの結果を後押したのかと質問されたアロンソは「ここではいつもそうだよ。マシンの細部、風向き、タイヤ等、色んな物事の細部にまで気をつけようって思わせるんだ」と語り、ホームの利があることを説明した。

「大事なのは明日の決勝、土曜の予選はポイントをくれないからね。良い戦略を練って、明日は良いスタートを決めなきゃならない」アロンソは今季まだ一度もチェッカーフラッグを受けておらず、前戦ロシアに至っては決勝ををスタートすることすらできていない。

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