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マックス・フェルスタッペンにとってF1スペインGPは特別なグランプリである。昨年トロ・ロッソから移籍して最初のレースとなったスペインで、フェルスタッペンは見事優勝を飾ってみせた。この勝利はセバスチャン・ベッテルが保持していた最年少優勝記録を大きく塗り替えることになった。
今シーズンはメルセデスとフェラーリに大きく出遅れているレッドブルであるが、彼らのホームに近いこのグランプリで、チームはマシンへのアップグレードを予定している。フェルスタッペンはこのアップグレードがどう作用するかは分からないとしながらも、トップチームとのギャップが解消されることを祈っている。
フェルスタッペン:スペインGPに向けてのコメント
マックス・フェルスタッペン
スペインは僕にとって特別な場所
「スペインGPでやっとヨーロッパに戻ってこれたね。ワクワクしてるよ。慣れ親しんだ食べ物があるし、いつもみたいに生活できるし、それからエナジー・ステーション(レッドブルのモーターホーム)には、快適なドライバールームもあるしね。僕らみたいに旅ばかりしてる人間にとっては、自分の部屋で準備できるから落ち着けるんだよ」
「去年の今頃にレッドブルへの移籍が決まったんだ。すごく良い気分だったなあ。発表されてからは、あらゆることがあっという間に過ぎ去っていったよ。マシンに慣れるために、ファクトリーのシミュレータで多くの時間を過ごしたんだ。メディアの注目も凄かったけど、そんなにナーバスになってなかったし、何よりもトップチームで走れることがすごく嬉しかった」
「去年のレースは僕にとって特別なレースになった。先頭でゴールラインを超えた時の気分は言葉にするのが難しい位良いものだったよ。新しいチームとともに戦った最初のレースだったからね。サーキットについて言うと、僕は3コーナーが特に好きだなあ。あそこは全開で行けるかなり長いコーナーで、首のトレーニングにいいんだよ」
「アップグレードにどんな効果があるかは様子を見てみない何とも言えないよ。トップチームに近づきたいし、もし近づけなかったとしてもついて行けるくらいにはなりたいね。とは言え、アップグレードを投入するって事自体が前に進むための良いステップだよ」
2017年のF1スペインGPの舞台となるのは、シーズン前テストが行われたカタロニア・サーキット。イベントは日本時間5月12日(金)17:00のフリー走行で幕を開ける。