角田裕毅、終始クルマに違和感「ただただドライブするのに苦労した」今季ワーストの19位
6月23日(日)のF1第10戦スペインGPを今季ワーストの19位で終えた角田裕毅(RBフォーミュラ1)は、66周のレースを通して終始、クルマに違和感があったと明かした。
新品ソフトタイヤを履いて17番グリッドに着いた角田裕毅はケビン・マグヌッセン(ハース)と周冠宇(ザウバー)を交わし、1周目を経て15番手に浮上したが、7周目にスタートポジションまで後退した。
10周目にいち早く最初のピットストップを行うとミディアムタイヤを装着。アンダーカットにより再びマグヌッセンを交わすも、早々にポジションを奪われ、第2スティントでは僚友ダニエル・リカルドの後方でジワジワと引き離されていった。
28周目には誰よりも早く2回目のピットストップに動き、ハードタイヤに履き替えたが、ピットレーンの制限速度を0.1km/hオーバーしたため5秒ペナルティを受けた。
そして46周目にソフトに交換し、セルジオ・ペレス(レッドブル)と並ぶ唯一の3ストップ戦略を取ると、56周目にローガン・サージェント(ウィリアムズ)を交わして19位でフィニッシュした。
予選以上に厳しい争いを強いられたレースを振り返るよう求められると角田裕毅は「そうですね、、何が起きたのか分かりませんが、兎に角、レースを通して終始、クルマの挙動に違和感がありました」と頭を掻いた。
「ただただ、ドライブするのに苦労しましたし、ペースも上がりませんでした。正直、何が起きていたのか分かりません」
チームがバルセロナに持ち込んだアップグレード・パッケージについて問われると、「(次のオーストリアまでに)分析し、力強く戻ってこれればと思います」とだけ答えた。
2024年F1第10戦スペインGPでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が今季7勝目を上げた。
レッドブルリンクを舞台とする次戦オーストリアGPは6月28日のフリー走行1で幕を開ける。