Published: Updated:
14日の第5戦F1スペインGPで今季初となる表彰台に上がったレッドブルのダニエル・リカルドは喜びを露わにしつつも、レースは孤独であったと語り、上位を行くメルセデスとフェラーリとの差は依然大きいままであるとの認識を示した。
レースは終始、優勝したメルセデスのハミルトンとフェラーリのセバスチャン・ベッテルとの一騎打ちの展開となり、リカルドは両者の争いに一度も加わる事なく、ハミルトンに75秒遅れての3位でチェッカーフラッグを受けた。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「今日はダニエルが素晴らしいレースを見せてくれたが、残念な事に先頭集団についていけるほどの速さはなく、彼にとっては孤独なレースになってしまった。今シーズンはレース度に改善してきているとは言え、やるべきタスクはまだ数多い」と語り、リカルド同様にレッドブルに2強チームほどの速さはないとの考えを示した。
リカルド:スペインGP決勝後コメント
ダニエル・リカルド決勝: 3位, 予選: 6位
「久しぶりに表彰台に上がることができて満足してるよ。僕にとっては今シーズン初の表彰台だからそれは良かったんだけど、レースそのものはかなり孤独だったよ。大きなバトルもなかったし、リズムと集中力をキープするだけのレースになっちゃったからね。終盤のバルテリのトラブルで3位に上がれたのはラッキーだったけど、そのおかげでまた表彰台に上がることが出来たし、チームのみんなの笑顔を見られたから嬉しいよ」
「今日はこのポディウムを楽しむことにするけど、明日からはフェラーリとメルセデスとのギャップを縮める方法を考えないとね。今回のグランプリからポジティブな要素を得たいと思ってるんだ。僕らはこれからも懸命に取り組み続けて少しずつステップアップしていくよ。どこかの時点でトップチームに追いつくことは不可能じゃないはずだよ。まあ、思っているよりも多少時間はかかるかもしれないけど、きっとやり遂げられると思う。今日はマシンのすべてを引き出せたと思うし、モナコではもう少しステップアップできるようなアップデートが導入できると思うよ。しかも、モナコは何が起きてもおかしくないサーキットだしね」
決勝の順位結果・レース展開については2017年F1スペインGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。