“3強”に程遠いレッドブルF1「ロングランはOK、決勝は戦略で勝負」2017年F1スペインGP予選後コメント

レッドブルのF1マシンcopyright Max33Verstappen

マックス・フェルスタッペンが5位、ダニエル・リカルドが6位という予選結果に終わったレッドブル・レーシング。両ドライバーは、今週末これまでの全セッションで全く順位を記録しているが、これは後続チームを寄せつけない速さがある事を意味する一方、メルセデスやフェラーリに全く及んでいない事を示している。

チーム代表のクリスチャン・ホーナーも「我々のドライバーは今日の予選でマシンからすべてのものを引き出してくれた。5位と6位という結果は、我々が現実的に望みうる真っ当な結果だと思う」とコメント、本グランプリにおいてトップチームとの真っ向勝負を考えるのは非現実的であるとの認識を示した。2017年F1スペインGP予選を終えて、フェルスタッペンとリカルドがそれぞれコメントを発表した。

レッドブルF1:スペインGP予選後コメント

マックス・フェルスタッペン予選: 5位, FP3: 5位

「かなりいい予選だったよ。何のトラブルもなくすごくスムーズにいったしラップは完璧だったんだ。マシンは、これまでに僕が乗った中で間違いなくベストなものだし、今日のバランスにはめちゃくちゃ満足だよ。ポールからコンマ6秒遅れだったのは良い結果だし、ロシアGPでは1.5秒も離されてたんだから満足しないと。チームはマシンへアップデートの準備をすごく頑張ってくれていたから、彼らに心からお礼を言うよ」

「パッケージそのものとそれがどのように機能するのかについて理解するために、週末はずっとアップグレードについて学んできたんだ。セットアップについては一応理解したつもりだよ。快適に感じてるし、うまくいった予選と良いコンビネーションに満足しているんだ。ステップアップを果たせたし、残りのシーズンで足場となる手堅い土台を得ることができたよ。いつもみたいにもっとギャップを縮めるためにプッシュし続けるつもりさ。バルセロナに戻ってくるのはいつだって素晴らしいね。ここでたくさん走ってるし、僕に優しくしてくれるんだ。去年がそうだったように、レースでは何が起こるか分からない。ロングランのペースは良いからどうなるか楽しみだね」

ダニエル・リカルド予選: 6位, FP3: 6位

「アップグレードを投入したわけだけど、まさかこの位置だとは思ってなかったよ。ポールを取れるとは考えてなかったけど、僕は予選で先頭集団にまだ1秒近く離されてる。でもマックスが僕より接近できたのはチームにとっては朗報だね。僕は最終セクター、特に最後の2つのコーナーに苦労してたんだ。速度を保ったままシケインを走れなくて、そこでタイムの多くを失ってしまったんだ。ラップの残りの部分については出来る限りのことをやれたと感じてる。高速コーナーでのバランスは凄く良いんだ」

「マシンのポテンシャルはもっと高いハズだから、これを解き放たないとね。今週幾らかはペースを見つけられたから、トップとの差は少し縮まったんじゃないかと思う。決勝でメルセデスやフェラーリと戦えればいいけど、現実には僕とマックスの争いになるんじゃないかな。トップの2チームに少しでもプレッシャーをかけるために、何か違うことにトライしたり、あるいは2台で戦略を分けたりすることを検討してるんだ。面白いレースになるんじゃないかな」


2017年F1第5戦スペインGP決勝レースは、日本時間5月14日(日)21時にスタートする。

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