アルファロメオ︰復活か? 7戦ぶりのQ2進出果たしたライコネン「タイヤがあればQ3に行けたかも」
アルファロメオ・レーシングは8月15日のF1スペインGP公式予選で、アントニオ・ジョビナッツィがQ1ノックアウトで20番手最下位に終わった一方、キミ・ライコネンは昨年のブラジルGP以来となる7戦ぶりのQ2進出を果たして14番手を獲得した。
Q1の1セット目のアタックを終えてノックアウトゾーンに並んでいたライコネンは、2回目のランで自己ベストを更新。ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)を弾き出して次のラウンドへと進んだ。
チームの計算違いか、そもそもQ2進出が念頭になかったからか、ソフトタイヤを使い果たしていたためにQ2最初のアタックは中古のソフトで、2度目はミディアムでのアタックを強いられたライコネンだが、ルノーのエステバン・オコンを交わして堂々の14番手につけた。
フレデリック・バスール代表は14番グリッドについて「キミがポイント争いのチャンスをもたらしてくれた」と述べ、日曜のレースでは10位以内のフィニッシュを目指す考えを明らかにした。
アルファロメオ:F1スペインGP予選
キミ・ライコネン予選: 14位, FP3: 14位
間違いなくポジティブな一日だった。クルマのフィーリングが本当に良くなっていて、その仕上がりぶりは、思い通りに走れるという自信を与えてくれるものだった。
Q2に進出できたし更に上を目指すこともできたけど、ソフトタイヤが残っておらず、ミディアムタイヤを使わなきゃならなかった。もしかしたらQ3に進出することもできたかもね。でもまぁ、今のところは満足するしかない。
スピードもあったし、これをベースにして、良い結果を引き出せればと思ってる。僕らは正しい方向に向かっている。明日ポイント圏内でフィニッシュするために何が必要かは分かってるさ。前の連中よりも早く走ればいい。
アントニオ・ジョビナッツィ予選: 20位, FP3: 18位
簡単な予選じゃなかった。1回目のアタックの終盤で縁石に乗り上げてしまったんだ。何が起きたのかを確認する必要があるけど、フロアを破損してしまったみたいで、その後はハンドリングがおかしく、2回目のランは本当に難しかった。今日はそんな一日だった。
例え良い戦略があったとしても、20番手から良い結果の残すのは難しいと思う。でもやれるだけの事をやってみるつもりだ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。最前列2番グリッドにはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が並ぶ。2列目は、3番グリッドにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番グリッドにセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いている。
2020年F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間8月16日(日)22時10分にスタート。1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。