F1オーストリアGPの表彰台で、レーシングスーツのホンダのロゴを誇らしく指差すレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルの得意コースで今季3勝目を目指すフェルスタッペン

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レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2019年FIA F1世界選手権第15戦シンガポールGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでフェルスタッペンは、フロントロウを獲得して2位表彰台。今年は「最高得点を目指す」と語り、オーストリアとドイツに続く今季3勝目をターゲットに、週末に挑む考えを示した。

クリスチャン・ホーナー代表は後半戦で優勝が期待できるグランプリとして、シンガポール、メキシコ、アメリカの3レースを挙げている。レッドブルは過去に、マリーナベイ市街地コースで開催されるF1シンガポールGPで3連覇を達成しており、直近でも、5回連続で2位表彰台を連取。期待が高まる。

レッドブルの得意コースで優勝を目指す

マックス・フェルスタッペン

シンガポールは素晴らしいコースだし、夜の街並も最高だ。投光照明に照らされながらのドライビングは本当に楽しいし、それがこのコースをより個性的に演出してるんだと思う。とにかく通常のレースウィークとは全然違うから、僕は本当にこのイベントが大好きなんだ。

このコースは何しろ暑いし汗を大量にかくから、肉体的な要求が厳しい。でも、数多くの低高コーナーが混在しているうえに、中速コーナーにはランオフエリアが殆どなく、凄く多様性のあるサーキットだから、僕のお気に入りの1つなんだ。

それにシンガポールは、レッドブルにとって伝統的にモンツァやスパよりも相性が良い。去年のグランプリでは2位表彰台に上がったし、今年もまた良い週末を過ごせる事を願ってる。

オーバーテイクは本当に難しいから予選が重要だ。そのためにも、トラブルのない至って普通の週末を過ごしたい。アウト・オブ・ポジション(PUペナルティーなどで不相応なグリッドとなる事)からのスタートは常に厳しいからね。目指すのは最高点だ。週末が本当に楽しみだよ。


シンガポールGPの舞台となるのは、1周5063mに23ものコーナーを配置するマリーナベイ市街地コース。昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウイン。危なげないレース運びで2位のマックス・フェルスタッペン7秒近く引き離し、キャリア通算69勝目、シンガポールでの2連覇を果たした。

F1シンガポールGPは、日本時間9月20日(金)17時30半からのフリー走行1で幕を開ける。

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