13位ピエール・ガスリー「入賞を狙える速さはなく、タイヤ戦略のギャンブルも失敗」
トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、14番グリッドから第15戦F1シンガポールGP決勝レースに挑み入賞を目指したものの、タイヤ戦略の目論見が外れ、最終13位でレースを終えた。
ガスリーは、オープニングラップのターン3で発生したフォースインディア勢の同士討ちをくぐり抜け、一気に12番手にポジションアップ。その後は第一スティントを引き伸ばし、一時はポイント圏内の9番手を走行していた。
27周目にピットイン。ウルトラソフトに履き替えて18番手でコースに戻った後は、前走車とのギャップを縮めるもののオーバーテイクには至らず、結局14位でチェッカーを受けた。
12位でフィニッシュしたハースのロマン・グロージャンに青旗無視による5秒ペナルティーが科されたため、リザルトは一つ繰り上がり最終13位。目標としていた入賞は叶わなかった。
入賞を狙える速さはなく、タイヤ戦略のギャンブルも失敗
ピエール・ガスリー決勝: 13位, グリッド: 15番手
今日はいつもとは少し違ったレース展開だった。上手いことスタートを決めてポジションを3つ上げ、1周目に12番手まで浮上する事が出来たところまでは良かったんだけどね。ハイパーソフトタイヤでスタートする賭けに出たんだけど、思っていたよりタイヤを保たせるのが難しく、結果的に上手くいかなかったんだ。
最初のピットストップを終えた後は、シロトキン(ウィリアムズ)とグロージャン(ハース)とポジションを争ってたんだけど、その時のブルーフラッグのせいでタイムをロスしてしまった。全力でプッシュしてはみたんだけど、今週末はポイントを争えるほどのペースがなかったよ。
61周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが通算69勝目を上げ優勝。2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。