ダニール・クビアト、操作ミスと渋滞でQ1敗退「ポイント獲得のチャンスはある」F1シンガポールGP《予選》
21日(土)のF1シンガポールGP公式予選を16番手で終えたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、決勝での巻き返しは可能だとして、ポイント獲得のチャンスは十分あると主張した。
クビアトは初日にトップ10付近のタイムを刻み好調を示していたが、2日目土曜のフリー走行中に、パワーユニットと車体との間のジョイント部分からオイル漏れが発生。全く走り込めないままに、ぶっつけ本番での予選を強いられた。
結果はQ1敗退の16番手。初日の走行を見る限り、トロロッソ・ホンダのロングランペースは中団グループ最速を争うレベルにあるが、ここは抜けないマリーナベイ市街地コース。挽回するのは決して簡単ではない。
ポイント獲得のチャンスはある
ダニール・クビアト予選: 16位, FP3: 20位
今日の予選は満足できるような内容じゃなかった。最後のラップは本当に酷かった。ラインを越えた時点で、Q2進出のチャンスがない事は分かっていた。残念な事に、トラフィックに捕まってタイムを失い、セクター1を走行していた時には、エンジン関係のスイッチ操作で少しミスをしてしまった。
FP3で走行できなかった事がかなりの痛手だった。この手のトラックでは1周1周がすごく大事で、走り込んだ分だけ有利になるからね。リズムが悪い状況の中で予選Q1に挑まなきゃならず、クルマのフィーリングも最高とは言えない状態だった。
明日はタフで厳しいレースになると思う。もちろん、シンガポールのレースで何かを予測するのは難しいけど、もしかすると明日は僕らに良い流れが来るかもしれないし、ポイント圏内でフィニッシュできるチャンスはある。
予選では、下馬評で苦戦が予想されていたフェラーリが大方の予想を裏切り、シャルル・ルクレールが3戦連続のポールポジションを獲得。2番手にルイス・ハミルトン(Mercedes)、3番手にセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が続く結果となった。
2019年F1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースは、日本時間9月22日(日)21時10分から行われ、1周5063mのマリーナベイ市街地コースを61周する事で勝敗を決する。