スクーデリア・トロロッソのフランツ・トスト代表とダニール・クビアト、2019年F1シンガポールGP予選にて
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ダニール・クビアト、操作ミスと渋滞でQ1敗退「ポイント獲得のチャンスはある」F1シンガポールGP《予選》

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21日(土)のF1シンガポールGP公式予選を16番手で終えたトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、決勝での巻き返しは可能だとして、ポイント獲得のチャンスは十分あると主張した。

クビアトは初日にトップ10付近のタイムを刻み好調を示していたが、2日目土曜のフリー走行中に、パワーユニットと車体との間のジョイント部分からオイル漏れが発生。全く走り込めないままに、ぶっつけ本番での予選を強いられた。

結果はQ1敗退の16番手。初日の走行を見る限り、トロロッソ・ホンダのロングランペースは中団グループ最速を争うレベルにあるが、ここは抜けないマリーナベイ市街地コース。挽回するのは決して簡単ではない。

ポイント獲得のチャンスはある

ダニール・クビアト予選: 16位, FP3: 20位

今日の予選は満足できるような内容じゃなかった。最後のラップは本当に酷かった。ラインを越えた時点で、Q2進出のチャンスがない事は分かっていた。残念な事に、トラフィックに捕まってタイムを失い、セクター1を走行していた時には、エンジン関係のスイッチ操作で少しミスをしてしまった。

FP3で走行できなかった事がかなりの痛手だった。この手のトラックでは1周1周がすごく大事で、走り込んだ分だけ有利になるからね。リズムが悪い状況の中で予選Q1に挑まなきゃならず、クルマのフィーリングも最高とは言えない状態だった。

明日はタフで厳しいレースになると思う。もちろん、シンガポールのレースで何かを予測するのは難しいけど、もしかすると明日は僕らに良い流れが来るかもしれないし、ポイント圏内でフィニッシュできるチャンスはある。


予選では、下馬評で苦戦が予想されていたフェラーリが大方の予想を裏切り、シャルル・ルクレールが3戦連続のポールポジションを獲得。2番手にルイス・ハミルトン(Mercedes)、3番手にセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が続く結果となった。

2019年F1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースは、日本時間9月22日(日)21時10分から行われ、1周5063mのマリーナベイ市街地コースを61周する事で勝敗を決する。

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