動画:ベッテル、2022年レース・オブ・チャンピオンズ決勝に進出もローブに敗北「今日のセバスチャンはとにかく速かった!」
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アストンマーチンF1チームのセバスチャン・ベッテルはスウェーデンで開催された2022年レース・オブ・チャンピオンズ(ROC)で決勝に進出するも、世界ラリー選手権(WRC)のレジェンド、セバスチャン・ローブの前に敗れ去った。
本大会はROC史上初めて、雪と氷に覆われたコースで開催された。舞台となったのは北極圏から僅か96kmの場所に位置するスウェーデンのリゾート地、ピテ・ハブスバッド。18名のドライバー達にとって、先の見通せない予測不能の戦いとなった。
5日(土)に行われた国別対抗戦のネーションズカップでは、チームノルウェーのペターとオリバーのソルベルグ親子が、NASCARの伝説的ドライバー、ジミー・ジョンソンとインディカーの若手筆頭ホープ、コルトン・ハータのチームUSAを打ち破りタイトルを獲得した。
6日(日)の個人戦でベッテルは、バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1)の代役として参戦したエマ・キミライネン、ハータ、9度のルマン王者、トム・クリステンセンを破り、ローブとの最終決戦に臨んだ。
2022年のWRC開幕戦モンテカルロで見事な勝利を収めたばかりのローブは、決勝で4度のF1ワールドチャンピオンを3対1で下し、ディディエ・オリオールと並ぶROC史上最多4度目の優勝を飾った。
「今日のセバスチャンはとにかく速かったよ!」とベッテル。
「コンディションはトリッキーで、徐々にスリッピーになっていったんだけど、僕はこの手の経験が乏しいから合わせ込むのに苦労した。何しろ普段の仕事(F1)ではクルマをスライドさせないようにドライブするわけだからね」
「でも走行を重ねる毎に自分が上達していくのを感じる事ができた。まだまだ学ぶべき事がたくさんあるって事だね」
「昨日は早々に負けてしまったから短い1日だったけど、その分今日はノリノリで走ることができた」
チームドイツとしてベッテルとタッグを組んだハースF1チームのミック・シューマッハは2度のWシリーズチャンピオン、ジェイミー・チャドウィックの前に予選で敗れ去った。
ミカ・ハッキネンは準々決勝でジョンソンに敗北。デビッド・クルサードはクリステンセンに僅差で破れた。