シート喪失憶測…セルジオ・ペレス、リカルドのレッドブル復帰を語る
ダニエル・リカルドのレッドブル復帰によりシートが脅かされているとの憶測についてセルジオ・ペレスは、F1にはプレッシャーがつきものだとした上で、リカルドが後任となる事について心配していないと主張した。
ペレスにはレッドブルとの契約が2年残っている。だが、F1チームとの契約の大部分がドライバーにとって如何に分が悪いかは過去を紐解くまでもなく明らかで、成績が悪ければ自身の将来が脅かされ得る事はペレスも当然に承知している。
リカルドはマクラーレンでの2シーズンを経て、契約満了を1年残してウォーキングのチームを去った。来季2023年シーズンはレッドブルのサードドライバーを務めながら2024年のF1復帰を目指す事になる。
ボローニャで行われたFIA授賞式でドライバーズ選手権3位のトロフィーを受け取り、ショーランのために本拠ミルトンキーンズに戻ったペレスはSky Sportsとのインタビューの中で、リカルド復帰に伴い様々な憶測が飛び交っている事について問われると、憶測の内容を問いただす事なく次のように答えた。
「かなりリラックスしてるよ。僕らは常に過度なプレッシャーの中で生きている。僕としては何も変わらない」
「ダニエルのようなドライバーを得たことはチームにとって大きな成果だと思う。彼は大いに貢献してくれるはずだ」
サードドライバーとして役割はシミュレーターによるマシン開発とマーケティング、そして幾つかのレースに帯同する事などで、リカルドとの契約についてチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーはレースシートに繋がるものではないと主張しているものの何が起きるかは分からない。
それでもペレスは「それに彼は素晴らしい男だし、パドックで最も仲が良い奴の一人なんだ。だからダニエルがチームに加わって嬉しいし、僕としては何も変わらない」と述べ、改めて憶測を軽視した。