ザウバー、2022年育成にテオ・プルシェールとロベルト・ファリア
ザウバーモータースポーツの育成プログラム「ザウバー・アカデミー」は3月16日(水)、2022年度生としてテオ・プルシェールを残留させると共に、ブラジル人ドライバーのロベルト・ファリアを加えたと発表した。
18歳のフランス人ドライバー、プルシェールは2019年にザウバー・アカデミーに加入。ADAC F4選手権でチャンピオンを獲得した後、FIA-F3選手権へとステップアップし、最終戦までタイトル争いを繰り広げデビューシーズンにランキング2位を獲得した。
2021年にFIA-F2選手権にステップアップすると、モナコで勝利を収めてシリーズ史上最年少優勝記録を打ち立て、最終的にランキング5位を手にした。
プルシェールは「2022年もザウバー・アカデミーに所属できる事を本当に嬉しく思う。今シーズンも彼らの信頼に応え、さらに良いシーズンにできるようプッシュしていくつもりだ。初戦のF2バーレーンから上位争いするための準備は整っている」と語った。
リオデジャネイロ出身の18歳、ファリアは、2014年末にカートを始めて以来、目覚ましい成長と共に国内タイトルを獲得。2019年に渡欧してシングルシーターデビューを果たした。
イギリスF4での最初のシーズンはルーキーランキングで3位を獲得。2021年に参戦したGB3チャンピオンシップ(旧イギリスF3)ではスパ・フランコルシャンで優勝を飾り、ランキング5位に輝いた。
ファリアは「ザウバー・アカデミーには後のモータースポーツ界の大物たちを育て上げてきた経験とノウハウがある。そんな彼らのサポートが受けられる事は非常に大きな意味があり、信頼に応えていきたいと思ってる」と語った。
なおファリアはレース活動の傍ら、スイス・ジュネーブの国際バカロレアに通う学生でもある。