インテルラゴス・サーキットの空撮写真、2021年F1サンパウロGPにて
Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

F1サンパウロGP スプリント予選グリッド︰失格ハミルトンに出走許可、100km走最上位はフェルスタッペン

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今季3度目のスプリント予選フォーマットが適用された2021年F1第19戦サンパウロGP。13日(土)に行われるスプリント予選のスターティンググリッドが開始45分を前にようやく国際自動車連盟(FIA)より発表された。

スプリント予選は従来の予選に代わって今年初めて試験的に導入された決勝レースのグリッドを決するための予備レースの事で、イギリスとイタリアに続き今回が3度目の実施となる。

1時間という従来の予選時間枠に収めるため、距離は「100kmを超える最も少ない周回数」と定められており、通常のレースの3分の1の長さで行われる。レース上位3名にはチャンピオンシップポイント(1位:3点、2位:2点、3位:1点)が与えられ、その勝者がポールシッターとして記録される。

開始を直前に控えて予選最速のルイス・ハミルトン(メルセデス)がDRS規定違反に伴い失格処分となった事から、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が最上位グリッドに昇格。フロントロー2番グリッドにはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が並ぶ事となった。

チームからの申請に応じ、スチュワードはハミルトンのスプリント予選参加を認めた。最後尾20番グリッドからスタートする。

なおハミルトンは5基目のICE(内燃エンジン)投入に伴い5グリッド降格が科されているが、規定基数以上のパワーユニットの投入や6戦連続使用に満たない状況下でのギアボックス交換などの降格ペナルティ関連はすべて、スプリント予選ではなく決勝レースに適用される。

2021 F1サンパウロGP スプリント予選グリッド

タイヤ交換義務はなく、スタートタイヤは自由選択。ミディアムでの1ストッパーが堅実と見られるが、逆転を狙ってソフトを選択するマシンもあるかもしれない。タイヤに注目だ。

Pos No Driver Team Qualifying
1 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 2(+1)
2 77 V.ボッタス メルセデス 3(+1)
3 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 4(+1)
4 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 5(+1)
5 55 C.サインツ フェラーリ 6(+1)
6 16 C.ルクレール フェラーリ 7(+1)
7 4 L.ノリス マクラーレン・メルセデス 8(+1)
8 3 D.リカルド マクラーレン・メルセデス 9(+1)
9 14 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー 10(+1)
10 31 E.オコン アルピーヌ・ルノー 11(+1)
11 5 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス 12(+1)
12 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 13(+1)
13 7 K.ライコネン アルファロメオ・フェラーリ 14(+1)
14 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ・フェラーリ 15(+1)
15 18 L.ストロール アストンマーチン・メルセデス 16(+1)
16 6 N.ラティフィ ウィリアムズ・メルセデス 17(+1)
17 63 G.ラッセル ウィリアムズ・メルセデス 18(+1)
18 47 M.シューマッハ ハース・フェラーリ 19(+1)
19 9 N.マゼピン ハース・フェラーリ 20(+1)
20 44 L.ハミルトン メルセデス 1(-19)

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