右手にヘルメットを持つカルロス・サインツ(フェラーリ)、2023年3月31日F1オーストラリアGP
Courtesy Of Ferrari S.p.A.

カルロス・サインツ、5秒ペナ再審却下を経てFIAの一貫性欠如を問う

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F1オーストラリアGPの競技審判団がスクーデリア・フェラーリからの再審請求を却下した事を受けてカルロス・サインツは、失望を表明する共に一貫性の欠如を正していく必要があると訴えた。

ランキング5位につける28歳のスペイン人ドライバーはSNSを通して「FIAが審査権を認めなかったことに大いに失望している」との書き出しから始まるメッセージを発した。

「2週間経った今も、ペナルティはあまりに不釣り合いなものだと考えている。少なくとも僕らが提出した証拠と理由に基づいて再審査を行うべきだった」

「今後のために、ある種のことを改善すべく僕らは協力し続けなきゃならない。一貫性と意思決定のプロセスは、もう何シーズンにも渡って大きな話題になってきた。より良いスポーツにするために明確にする必要がある」

サインツはフェルナンド・アロンソとの接触により、その「全責任」を問われて5秒ペナルティを受けた。この結果、4位でチェッカーフラッグを受けたものの12位に降格となり、無得点で第3戦を終えた。

決定を不服としてスクーデリアは再審を求めたが、18日にオンラインで行われた公聴会を経てスチュワードは、規定で定められた要件を満たす新たな証拠はなかったとして退けた。

フェラーリもまた、SNSを通して「当然のことながら失望している」として、「最高レベルの公平性と一貫性」の確保・改善のためにFIAと協議していく考えを示す一方、訴えを退けたスチュワードの決定を受け入れるとの声明を発表した。

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