両手を上げるルノーのダニエル・リカルド、2020年F1ロシアGPにて
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ルノー:”完璧”なラップでQ2最速刻んだリカルド「3番手も狙えた!」オコンは決勝に向けて自信満々

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ルノーF1チームは9月26日のF1ロシアGP公式予選で2台がQ3へと駒を進めて、ダニエル・リカルドが4番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)に1000分の47秒と迫る5番手タイムを刻み、エステバン・オコンが僚友から0.26秒落ちの7番手をマークした。

リカルドはQ2を1分32秒218の全体ベストで突破した。リカルドが予選セッションでタイムシートのトップに立ったのは2018年のメキシコGPのQ3以来初。リカルド曰く「完璧なラップ」だったとの事で、Q3でも同様のタイムを刻んでいれば、ペレスに代わってリカルドが4番手を獲得していた計算となる。

リカルドは2014年以来3度ソチでリタイアを喫しており、過去最高位はレッドブル時代の2018年に残した6位。今回のロシアGPを5位以上でフィニッシュすればベストリザルトを更新する事になる。

順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
4 セルジオ・ペレス レーシングポイント 1:33.704 1:33.038 1:32.317 15
5 ダニエル・リカルド ルノー 1:33.650 1:32.218 1:32.364 15
6 カルロス・サインツ マクラーレン・ルノー 1:33.967 1:32.757 1:32.550 15
7 エステバン・オコン ルノー 1:33.557 1:33.196 1:32.624 20

スポーティングディレクターを務めるアラン・パーメインは「アクション満載の予選だったが良い結果を手にする事ができた。5番手にガッカリ出来るのは良いことだ。ダニエルがQ2のラップを再現していれば、ほぼ間違いなく4番手だったわけだからね。あれは殆どパーフェクトなラップだったが、Q3のラップはそれには至らなかった」と予選を振り返ると共に「明日も大量にポイントを獲得して、ここ最近の好調を維持していきたい」と語った。

ルノー:F1ロシアGP予選

ダニエル・リカルド予選: 5位, FP3: 10位

全体的には、明日5番手からスタート出来る事に満足してる。自分たちがポールポジションを争う立場にない事は分かってるけど、Q2のラップを終えた後の感触としては、3番手か4番手に手が届くような手応えがあった。あのラップはそれ以上タイムを縮めるのは難しいだろうと思えるほど完璧だった。

Q3では少し手こずってしまった。もう少しタイムを改善できたかもしれないけど、最終的にこの位置で終えられて満足だよ。僕は例年、このサーキットで上手くやれてきたわけじゃないから、週末を通して速く走れた事は前向きな材料だね。明日は間違いなく良いレースができるはずだから、きっと楽しめると思う。

エステバン・オコン予選: 7位, FP3: 4位

凄く真っ当なリザルトだと思う。今週末の僕らには素晴らしいペースがあったし、クルマのパフォーマンスも本当に好調だったからね。僕個人としては結果に満足だし、マシンは3つのセッション全てを通して本当に良い感じだったから、明日はちゃんと戦えるだろうし、その点は本当にポジティブだ。

前にいるライバルを見据えられる位置からスタートできるから、明日は混戦の戦いに持ち込めるだろうし面白いレースが出来ると思う。どんな事だって可能だと思っているし、レースに向けての準備は万全さ。


3ラウンドに渡って行われた予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得。2番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手にバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続く結果となった。

2020年 F1ロシアグランプリ決勝レースは、日本時間9月27日(日)20時10分にスタート。1周5,872mのソチ・オートドロームを53周する事でチャンピオンシップを争う。

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