セッションに向けて準備するダニエル・リカルド(アルファタウリ)、2023年8月25日F1オランダGP FP1にて
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リカルド、F1オランダGP事故を経て病院へ…継続参加に暗雲か

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F1オランダGPのFP2で発生したクラッシュを経てダニエル・リカルド(アルファタウリ)が検査のために地元の病院に向かった。左手を負傷した疑いがあり、残りのセッションへの参加を危ぶむ指摘もある。

8月25日に行われた2回目のプラクティス開始から10分、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がターン3でリアを滑らせクラッシュすると、後方を走行していたリカルドがこれを追うように、同じ場所で同じ様にアウト側のバリアに衝突した。

リカルド、オランダGP欠場…ローソンが代役

リカルドは衝突の際、ステアリングホイールを握ったままだった。チーム無線で手の違和感を訴えた。この事故により両者とも早々にセッションを終えた。

国際自動車連盟(FIA)によると、サーキット内のメディカルセンターを訪れたリカルドはこの後、近隣の病院で更なる検査を受ける見通しだ。

リザーブ・ドライバーのリアム・ローソンは、もてぎで行われた先週末のスーパーフォーミュラを経て、ザントフォールトでチームに帯同している。英「Sky Sports」は、リカルドが今週末の残りのセッションに参加できるかどうかは「疑わしい」状況だと伝えた。

開催地がオランダという事で、代役が必要になった場合、アルファタウリには同国出身のニック・デ・フリースを招集するという選択肢が考えられる。デ・フリースは今年7月まで角田裕毅のチームメイトとしてAT04をドライブしていたが、成績不振を理由に更迭された。

地元メディアによると、リカルドの状態についてレッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「かなり痛がっている。手や手首にダメージがあるのは確かだが、正確な診断を待つ必要がある」と説明した。

また独「Sky Sports」とのインタビューでは「手を怪我していないといいのだが、彼はレントゲン検査を受けるために病院に向かった」「我々には(リアム)ローソンがいる。常にプランBも用意しておく必要がある」とも語った。

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