ルノーF1、新たに二人の若手有望株と契約…2020年にF1デビューを飾るのは誰?
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ルノー・スポールは24日、新たにブラジル出身のカイオ・コレットと中国出身の周冠宇を育成プログラムに迎え入れた事を発表した。ルノーは有能な若手をF1に導くべく2016年に「ルノー・スポール・アカデミー」を設立。将来のF1ワールドチャンピオン候補の発掘に力を入れている。
ルノー・スポール・アカデミーには、英国出身のフォーミュラ・ルノーユーロカップ王者マックス・フュートレルや、ユーロカップの新人クリスチャン・ランダガードとビクター・マーティンスらが在籍。昨年アフィリエイト・ドライバーとなったGP3チャンピオンのアントワーヌ・ユベールは正式なアカデミーの一員に昇格した。
ルノー・スポールは、アカデミーの所属ドライバーをF1に送り込む事を目標に掲げており、2020年までにF1デビューさせたいとしている。レッドブルが去った今、ルノーのカスタマーはマクラーレンのみ。F1でデビューさせるとすれば、自チーム以外に目立った候補先はない。
今年チームに加入したダニエル・リカルドは2020年までの契約を結んでいるが、ニコ・ヒュルケンベルグは2019年までの3年契約。現時点ではデビューの有力候補者はいないものの、場合によっては今シーズン限りでヒュルケンベルグがレースシートを失う可能性がある。
昨年ウィンフィールド・ボランテ賞を受賞したカイオ・コレットは、母国ブラジルで今最も注目を集めている若干16歳のレーシングドライバー。コレットは今年、R-ace GPからフォーミュラ・ルノー・ユーロカップに参戦する。
19歳の周冠宇は、昨年までフェラーリ・ドライバー・アカデミーに所属していた上海出身のレーシングドライバー。過去2年間はヨーロッパF3選手権に参戦。昨年は2勝を挙げシリーズ8位につけた。今年はロシアンタイムが生まれ変わり誕生したUNI Virtuosi RacingからFIA-F2選手権に参戦する。