ミスを犯したペレス、苛立つレッドブル代表…F1ハンガリーFP1開始直後に改良型RB19を損傷

クラッシュを喫し、ガレージ内でセッションの様子を見守るセルジオ・ペレス(レッドブル)、2023年7月21日F1ハンガリーGP FP1Courtesy Of Red Bull Content Pool

ハンガロリンクで行われたF1ハンガリーGPのオープニング・セッションでセルジオ・ペレスは、開始僅か3分というタイミングでクラッシュを喫した。極細インレットを備えるサイドポッドやブレーキダクトが導入されたアップグレード版のRB19は大きなダメージを負った。

過去5戦で予選トップ10圏外に沈み、2025年のレッドブルのシートを狙うダニエル・リカルドがニック・デ・フリースに代わってアルファタウリから初めて臨んだセッションでペレスは、最初のフライングラップにも関わらず、予選の如き走りで左タイヤを芝生に落とし、スピンを喫してアウト側のウォールに突っ込んだ。

チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「当然、苛立たしい」と認めた上で、事故により負ったクルマの損傷が軽微なものである事を祈るばかりだと語った。

「まだクルマが返ってきていないためダメージの程度は分からないが、右フロント周りに留まっている事を願いたい。次のセッションに向けて修復できれば良いのだが」

「残念ながら、ターン5で芝生にホイールを落とすというミスを犯した。まだ彼とは話していないが、セッションが終わったら話すつもりだ」

「週末の出だしとして理想的でないことは確かだが、このコンディションでは殆どがあまり周回を重ねていないし、彼にとって失うものがあまり大きくない事を願うばかりだ」

「あれは彼の最初のラップの序盤だった。ターン4までは問題なく通過したが、見誤った結果、スピンしてしまった」

セッション中のガレージには、モータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコと話すペレスの姿があった。

モナコGPでの予選Q1クラッシュ以降続く不調についてペレスは、自信を以てRB19をドライブできていない事が一因だとしており、今回のクラッシュがクルマへの信頼感を更に損ねる可能性が懸念される。

Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルRB19でハンガロリンクを周回するセルジオ・ペレス、2023年7月21日F1ハンガリーGP FP1

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