下を見つめるレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとヘルムート・マルコ、2019年F1シンガポールGPにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

罰金で事なきを得たフェラーリ、不満ぶつけるレッドブル・ホンダ「冗談のようだ」

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レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1アブダビGPでフェラーリに科された5万ユーロのペナルティについて「冗談のようだ」と非難。罰則が軽すぎるとして、FIA国際自動車連盟の裁定に牙を剥いた。

シーズン最終盤の最もホットな話題は、フェラーリ製パワーユニットにまつわる技術不正疑惑だった。COTAでは予選を前に、レッドブル及びメルセデスが跳馬の爆発的パワーの源泉と睨んでいた燃料流量に関する技術指令書が発行され、サンパウロでは燃料流量センサーを欺くためのアイデアが違法とのお墨付きを得た。

ヤス・マリーナでの最終アブダビGPでは決勝開始40分前に、シャルル・ルクレールのマシンの申告燃料量と実際に搭載されていた燃料量との間に4.88kgという「著しい差異」があった事が発覚。レース後に審議が行われ、マラネロに対して50,000万ユーロ、日本円にして約603万円の罰金が科せられた。

だがレッドブル・ホンダのご意見番、ヘルムート・マルコはオートビルドとのインタビューの中で「ルールは明確だ。あの違反に対してこれほど罰が軽いだなんて冗談でしかない」と語り、2019年のフィナーレを飾るレースにおいてフェラーリが燃料搭載量を誤って申告した行為は、明確な規則違反だと主張した。

テクニカルレギュレーション違反だとすれば失格処分が相当と考えられるが、アブダビのレースでレッドブル・ホンダ勢は、マックス・フェルスタッペンが2位表彰台を獲得して、メルセデスの二人に続くチャンピオンシップ3位を確保しており、仮にルクレールのリザルトが除外されたとしても、レース結果にもチャンピオンシップにも何ら影響はない。

ヘルムート・マルコは「それは公平性、規則の順守、チームへの扱いにおける平等性の問題だ」と語り、批判は自己利益のために非ずと主張した。

「フェラーリ製エンジンは幾らかの点が(規約違反ではないかと)疑問視されていたが、おそらくグレーゾーンを超えていたにも関わらず、それが正される事はなかった」

ヘルムート・マルコは更に「何らかの不正行為があると疑われる場合、我々は必ず抗議する。フェラーリはすべてを明らかにし、FIAはそれを適切な方法で処理する必要がある」と述べ、状況次第ではレッドブルが2020年にフェラーリとの対決姿勢を強める可能性があると警告した。