2021年1月11日、イギリスのミルトンキーンズのレッドブル・ホンダのファクトリー内のMK-7でF1マシンを眺めるセルジオ・ペレス
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルF1の新車RB18「目標の大半を達成」バルセロナテストに先立ちシェイクダウン

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レッドブル・レーシングは2月23日~25日のバルセロナテストに先立ち、フィルミングデーを利用して2022年型F1マシン「RB18」のシェイクダウンを行う。

F1では年間2回を上限として、プロモーションあるいはマーケティングを目的とした現行マシンでの走行が許可されている。これは俗に「フィルミングデー」と呼ばれる。

距離は100km以下で、タイヤもプロモーション専用品に限定されるが、プレシーズンテストに先立って不具合やトラブルを潰す絶好の機会となる。

テスト前にシェイクダウンを行うためには余裕を持ってクルマを完成させなければならないが、現時点でRB18の開発は順調なようだ。

開発の進捗についてチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、RacingNews365とのインタビューの中で「今のところ目標の大半を達成」しており、来週にも車両の組立作業を開始させ、例年通りテスト前にシェイクダウンを行う計画だと明かした。

原則として車体が持ち越しとなった昨季は開幕前テストが僅か3日間に短縮されたが、今季は一昨年と同じ6日間に戻された。

ホーナーはテスト期間について「新車でのテストでドライバー1人あたり3日間というのはかなり厳しい」と指摘。また、技術規約が一新される事から、シーズン序盤は誰もが予想しない驚きのレースが繰り返される可能性があるとの考えを示した。

「特にレギュレーションが大きく変更された事で、(シーズン序盤は)それによる勝者と敗者が明らかになるだろう」

「そのため思いも寄らない光景が広がる可能性もある。全ては各チームがどのような解決策を打ち出したかに寄るだろう」

メルセデス、フェラーリ、マクラーレン、アストンマーチンの4チームはローンチイベントの開催日時を公表しているが、レッドブルは未だ、RB18の発表スケジュールを明かしていない。