レッドブル・ホンダのレーシングスーツを着用したユーリ・ビップス、2021年12月14日F1アブダビテストにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルF1、ユーリ・ビップスとの契約を解除…人種差別発言を受け

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レッドブル・レーシングはF1第10戦イギリスGPを週末に控えた6月28日(火)、「如何なる種類の人種差別も容認しない」として、F1公式テスト兼リザーブドライバーを務めるユーリ・ビップスとの契約を打ち切ったと発表した。

21歳のエストニア人ドライバーは先週の火曜夜、Twitchでのコール・オブ・デューティのストリーミングで黒人蔑視の差別用語(英語)を口にした。

これを受けてレッドブルはピップスを即時の停職処分としたが、1週間に及んだ調査を経て、4年間に渡った契約を完全に打ち切った事を明らかにした。

マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスの両レギュラードライバーに不測の事態が生じた場合、誰が代役を務めるかについては不透明だ。

同じリザーブにはセバスチャン・ブエミが控えているが、トヨタから参戦するFIA世界耐久選手権(WEC)との兼ね合い及び、F1を去って11年という月日が経っている事を踏まえると、ダニール・クビアトを復帰させるというサプライズも考えられる。

奇しくもこの日は、ルイス・ハミルトン(メルセデス)に対する人種差別発言があったとして、3度のF1王者ネルソン・ピケに対し、F1界から相次いで批判の声が上がった日でもあった。

ハミルトンに対する人種差別発言に関してはレッドブルとしても即座に非難の声明を出したいところだが、ピケがフェルスタッペンとの交際中のケリーの父であるという点で、広報担当も頭が痛いところだ。

ビップスの解雇に際して「如何なる種類の人種差別も容認しない」と添えたところにある種の配慮が感じられる。

ビップスは今年、F1業務と並行してハイテックGPからFIA-F2選手権に参戦している。今週末はシルバーストンでのレースが行われるが、ハイテックは現時点でビップスとの今後の契約について明らかにしていない。

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