レッドブルF1、”特別条項”による権利行使か…フェルスタッペンと大差のペレスに対し
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2024年のF1シート喪失を心配する必要はないかもしれないが、報道によるとセルジオ・ペレスとレッドブルとの契約には、減給を可能にする「特別条項」が存在するという。
第2戦サウジアラビアGPと第4戦アゼルバイジャンGPで勝利を収めるなど、ペレスの今季は好調にスタートしたものの、ノーポイントに終わった第6戦モナコGPを機に流れが一変した。
以降、ペレスは5戦連続で予選Q3進出を逃し、サマーブレイク前のシーズン前半12戦を終えて、僚友でポイントリーダーのマックス・フェルスタッペンに対し、優勝5回分に相当する125点差をつけられている。
蘭「De Telegraaf」によるとペレスの契約には、同じRB19をドライブするフェルスタッペンとのポイント差が125点以上に達した場合に有効となる「特別条項」が存在しており、ペレスの基本給・賞与を減給できる権利がレッドブルに発生するという。
公表されていないため正確な数字は不明だが、スポンサーマネーを除きペレスは年間約1,000万ドル(約14億円)をレッドブルから得ていると見られている。
しかしながら、レッドブル・レーシングのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは独「F1-Insider」とのインタビューの中で「特別条項」の存在を否定し、「減給が行われる事はない」と説明した。