レッドブルF1、過激な”極細インテーク”を含む野心的アップグレード…妙に言葉少なげなフェルスタッペン

アップグレードされたレッドブルRB19のコックピットに乗り込むマックス・フェルスタッペン、2023年7月20日F1ハンガリーGPCourtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブルがF1第12戦ハンガリーGPに持ち込んだ改良型サイドポッドを含む大規模アップグレードは、噂されていたコンマ2秒という大幅改善を果たしたとしても何ら不思議はない程にアグレッシブなものだった。

コンストラクター選手権順位に応じた空力テスト制限、いわゆるATRでの縛りに加えて予算上限違反に伴う更なる10%減にも関わらず、圧倒的な選手権リーダーのレッドブルはハンガロリンクに野心的なパッケージを投入した。

何より目を引くのは極細のサイドポッド・インテークだ。下部のラインが上部に持ち上げられる形で狭められた開口部は郵便受けのように細長い。旧スペックを縦に押しつぶしたような形状とも言える。

サイドポッドの内部には冷却システムが格納されている。内部レイアウトやラジエーター、カウル後部に設けられる取り込んだ空気の出口サイズの最適化により開口部を小さくできれば、空気抵抗の減少だけでなく、インテーク下部のアンダーカットの拡大によるダウンフォースの増加が期待できる。

前戦イギリスGPでの優勝を経てフェルスタッペンはダブルタイトルまっしぐらに突き進むRB19に対し、ライバルが苦笑いを浮かべる程、広範な改善要求を突きつけたが、ハンガリーGPの開幕を翌日に控えた会見では妙に言葉少なげだった。

アップグレードについて意見を求められると「いい感じだと思う」とだけ答え、シミュレーションではどのような改善が期待されているのかと問われると「主にはコーナーだね」と返すに留めた。

サイドポッドの他には新しいフラップを備えたフロントウイングが確認されている。

今回のアップグレードはF1史上最多連勝記録の更新を後押しするだろうか? それともレッドブルと同じ様に最新の開発パーツを持ち込んだメルセデスやフェラーリ、アルピーヌがそれ以上の改善によってギャップを縮めることになるのだろうか?

F1ハンガリーGP特集

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