ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (2)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

トロロッソ彷彿…RB、2024年新車「VCARB 01」発表!鮮やかなブルーで心機一転

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レーシング・ブルズが運営するビザ・キャッシュアップRB(Visa Cash App RB)フォーミュラ1チームは米国現地2月8日(木)、ラスベガスでローンチイベントを行い、角田裕毅とダニエル・リカルドが2024年のFIA-F1世界選手権でドライブする新車を世界初公開した。

アルファタウリからRBへのリブランド後、初となるシングルシーターは「VCARB 01」と命名された。過去4年間は黒に近い濃紺に白を組み合わせたカラースキームを採用してきたが、決済大手「Visa」とのタイトルスポンサー契約を経て、同社のコーポレートカラーである彩度の高いブルーが前面にあしらわれた。トロ・ロッソ時代を彷彿とさせる。

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (4)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (4)

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (5)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (5)

事前のディザー映像から推察されたように、フロント・サスペンションはプッシュロッド式からプルロッド式へと変更された。グランドエフェクトカー時代のF1を席巻する兄弟チームのレッドブルはフロントにプルロッド、リアにプッシュロッドを採用してきた。

刷新されたのは車体のカラーリングやチーム名だけではない。創設当初からチームを率いてきたフランツ・トストに代わってローラン・メキーズがチーム代表に就任し、新設の最高技術責任者(CTO)としてティム・ゴスが、副テクニカルディレクターとしてギヨーム・カテラーニが、そしてレーシング・ディレクターとしてアラン・パーメインが着任するなど組織も再編された。

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (1)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (1)

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (3)Courtesy Of Red Bull Content Pool

ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームの2024年型F1マシン「RB-01」のレンダリングイメージ (3)

「VCARB 01」角田裕毅の愛機細部

昨年のアルファタウリ「AT04」は最後尾を争う競争力でシーズンをスタートさせたが、中盤に向けてのアップグレードによりパフォーマンスを引き上げ、年間を通した角田裕毅の奮闘もあってコンストラクターズ選手権でハースとアルファタウリを下して8位を獲得した。

トロ・ロッソ時代、アルファタウリ時代を含めてチームはこれまで若手インキュベーターとしての役割を担ってきたが、新生「RB」では結果が求められている。レッドブルとのシナジー効果を最大化し、序盤からコンスタントにポイント争いに絡めるかどうか注目される。

チームはラスベガスでのローンチイベントを経て本国イタリアへと戻り、2月12日(月)にミサノ・サーキットでフィルミングデーを利用したシェイクダウンを実施する見通しだ。2月21日(水)にはプレシーズンテストが始まる。