2nd F1テスト初日午前《結果》3強チームが上位独占、トロロッソ・ホンダが4番手で食らいつく
第一回目の公式テストに引き続き、今日3月6日(火)、第二回となるF1プレシーズンテストが始まった。初日午前のセッションを終えてファステストを獲ったのは、スクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。ミディアムタイヤで1分20秒396をマークし86周を走破、暫定トップに立った。
2番手にはメルセデスのバルテリ・ボッタス、ソフトタイヤを履きコンマ2秒遅れでベッテルに続いた。3番手にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン。跳ね馬と同じミディアムタイヤを履き、100分の5秒差でボッタスに食らいついた。トップ3のドライバーは全員、85周以上を走り込み、順調にプログラムを消化している。
「3強」チームに続いたのはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー。黄色のソフトタイヤでベッテルからコンマ5秒遅れの4番手につけた。開始序盤に長くガレージ内に留まった事もあり、周回数は53周と上位3台に比べ多少差をつけられた。ガスリーが記録した1分20秒973は、先週のトロ・ロッソ勢最速をコンマ4秒上回る好タイムとなっている。
6日のカタロニア・サーキットは晴天に恵まれ、セッションは気温13℃、路面温度15℃のドライコンディションでスタートした。照りつける日差しのために、正午には気温19℃、路面温度24℃とさらに上昇。先週の遅れを取り戻すべく、各車精力的に走り込みを行っている。
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トロロッソ・ホンダが抜群の信頼性を示す中、マクラーレンはこの日もトラブルを抱え、午前中は僅か7周の走行に留まった。セッション序盤、ストフェル・バンドーンがステアリングを握るMCL33が、コース上で突然シャットダウン、停止した。セッションは赤旗中断となり、MCL33はマクラーレンのスタッフとマーシャルによってピットまで押し戻された。
トラブルの原因は不明ながらも、開始早々の時間帯にバッテリー関連の不具合でピットレーンで立ち往生する場面があり、電気系統まわりが疑われる。午前中の殆どをガレージ内で過ごしたが、昼休み直前にかろうじてコースに復帰、遅れを取り戻すべく午後は積極的にコースに出ている。
第二回 F1合同テスト初日午前順位結果
Pos. | Driver | Team | Time | Lap |
---|---|---|---|---|
1 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分20秒396 | 86 |
2 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分20秒596 | 86 |
3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分20秒649 | 85 |
4 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分20秒973 | 53 |
5 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分21秒298 | 46 |
6 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分21秒588 | 48 |
7 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分21秒738 | 42 |
8 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分21秒893 | 56 |
9 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分21秒936 | 37 |
10 | ストフェル・バンドーン | マクラ-レン | 1分24秒773 | 7 |