大型のエアロレイクを取り付けたトロロッソ・ホンダSTR14
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F1バルセロナテスト《4日目》午前速報:トロロッソ・ホンダがまたも最速、新人アルボン暫定トップ

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晴天に恵まれた20日木曜のバルセロナ。気温5℃、路面温度6℃のドライコンディションの中、2019シーズン第一回F1バルセロナ合同テスト最終4日目のセッションが現地9時、日本時間17時よりカタロニア・サーキットでスタートし、4時間に渡る午前の部が終了した。

F1テスト4日目総合結果

暫定トップに立ったのは、昨日の総合ファステストを刻んだトロロッソ・ホンダだ。この日STR14のステアリングを握った新人アレックス・アルボンは、最も柔らかいC5タイヤで1分17秒677を記録。同じC5で計測したルノーのダニエル・リカルドを上回り、4日間通算での全体のファステストを塗り替えた。ホンダエンジンを搭載するもう一台、レッドブルRB15は、ピエール・ガスリーが52周を走り込み、7番手タイムとなっている。

メルセデスW10をドライブするルイス・ハミルトン
メルセデスW10をドライブするルイス・ハミルトン

3番手はメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。シルバーアローは過去3日間、マシンへの理解を深めるためにロングランに集中していたが、最終日という事で遂にパフォーマンスランにも着手。開始1時間のところでは、C2タイヤで今週初の暫定トップを確保。最終的にC4タイヤで1分17秒977を記録し、徐々に手の内を見せている。

注目のウィリアムズFW42をドライブしたのはロバート・クビサ。大量のエアロセンサーを取り付けてコースインすると、”初日”としては合格点の48周を走破。2日半の遅れを出来る限り取り戻すべく、マイレージ稼ぎとデータ取りを最優先事項に、午後はジョージ・ラッセルがステアリングを握る。

テスト序盤から速さと信頼性を保持してきたスクーデリア・フェラーリはシャルル・ルクレールが走行。周回中にセンサーが脱落するアクシデントもあったが、この日も順調に走行を重ねて午前の4時間で圧巻の75周。C3タイヤ勢としては最速の1分18秒046を刻み、4番手につけている。

マクラーレンはランド・ノリスを起用。セッション開始15分に先陣を切ってコースインしたものの、低速走行中にクルマの挙動を乱れてグラベルの餌食に。この日最初のレッドフラッガーとなった。

F1合同テスト1《4日目》午前結果速報

Pos Driver Team Time Tyre Laps
1 アレックス・アルボン トロロッソ・ホンダ 1:17.637 C5 44
2 ダニエル・リカルド ルノー 1:17.785 C5 34
3 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:17.977 C4 58
4 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:18.046 C3 75
5 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 1:18.511 C3 56
6 ロマン・グロージャン ハース 1:18.563 C3 64
7 ピエール・ガスリー レッドブル・ホンダ 1:19.495 C3 52
8 ランド・ノリス マクラーレン 1:19.543 C3 48
9 ランス・ストロール レーシングポイント 1:20.026 C3 41
10 ロバート・クビサ ウィリアムズ 1:21.542 C3 48
バルテリ・ボッタス メルセデス
ケビン・マグヌッセン ハース
ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー