雪のカタロニア・サーキット ホームストレート
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1st F1テスト3日目午前《結果》フェルナンド・アロンソがP1「マクラーレンのマシンは雪上で速い」

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降雪の影響により開始時刻に遅れが生じた2018年F1プレシーズンテスト3日目、開始半分を過ぎた時点でコース上に出たのは僅かに2台。マクラーレンのフェルナンド・アロンソが先陣を切り、レッドブルのダニエル・リカルドがこれに続いた。

気温3℃、路面温度4℃の”スノー”コンディションではまともに走れる訳もなく、両者ともインスタレーション・ラップのみでガレージに戻った。ノータイムではあるものの、記録上はアロンソがP1。走行を終え「これまでのところ、マクラーレンのマシンは雪上でのパフォーマンスは良いね」と笑いを誘った。

朝方の雪は次第に雨へと変わり、現地12時にグリーンフラッグ。ようやくセッションが開始されたが、マシンを壊すリスクを背負ってまで不用意にコースに出るマシンはほとんどいない。3日目の今日も昨日同様に、昼休みなしのぶっ続けでセッションが続行される。

雪のカタロニア・サーキット ホームストレート
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雪のカタロニア・サーキット、コース脇には積雪

雪のカタロニア・サーキット。コース脇は積雪で真っ白。コースオフすれば雪だるま確定。

メルセデスは自作の雪だるまを披露。ご自慢の「スリーポインテッド・スター」柄のボタンがかわいい。

雪のカタロニア・サーキット

トロロッソ・ホンダの田辺豊治
© Honda

トロロッソ・ホンダの田辺豊治テクニカル・ディレクター。スカイブルーと雪の白とのコントラストが美しい。

珍しい雪に興奮したサーキットのオフィシャル達。思い出づくりのために仲良く記念撮影を敢行。

タイヤを供給するピレリは「雪だろうがアラレだろうが、うちのタイヤならバッチリ走れるぞ」と主張。

トロロッソは、そんなタイヤ使わずとも「うちにはこんな状況でも走りに出ようとしている勇猛果敢なドライバーがいるんだぜ」とやり返した。

F1プレシーズンテスト3日目午前 順位結果

Pos. Driver Team Time Lap
1 フェルナンド・アロンソ マクラ-レン 1
2 ダニエル・リカルド レッドブル 1
マーカス・エリクソン ザウバー
キミ・ライコネン フェラーリ
ロマン・グロージャン ハース
セルジオ・ペレス フォース・インディア
セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ
ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー
ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ
ロバート・クビサ ウィリアムズ
ルイス・ハミルトン メルセデス
カルロス・サインツ ルノー
バルテリ・ボッタス メルセデス

セッションは現地午後6時まで行われるが、果たしてどれほど走れるのか。極めて微妙な情勢となっている。