18年バルセロナテスト初日最速を記録したダニエル・リカルド
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1st F1テスト初日《総合結果》リカルドが最速&最多周回を記録、トロロッソ・ホンダは好発進!

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2018年シーズンのF1を占う公式プレシーズンテストが26日、スペインのカタロニア・サーキットで始まった。バルセロナの空には厚い雲が垂れ込め、午前こそ気温12℃、路面温度14℃のドライコンディションを保ったが、午後は急速に肌寒くなり、気温は7℃近くにまで下がった。

路面温度が想定外に低くなった事に加え、雨粒がコースを飴色に変えたため、午後のセッションでは各車走行を諦めガレージで多くの時間を過ごした。インターミディエイトタイヤやフルウェットでコースに出ていくマシンもあったが、トラック上は閑散とした状況が続いた。

今季一発目のファステストラップを叩き出したのは、アストンマーチン・レッドブルのダニエル・リカルド。午前中にミディアムタイヤで叩き出した1分20秒179がそのまま最速タイムとなった。陽気なオージーはこの日、全13台中最多の104周を走破した。

2番手にはメルセデスのバルテリ・ボッタス。同じく白いミディアムを履きコンマ2秒弱の差で食らいついた。3番手にはソフトタイヤのフェラーリ、キミ・ライコネンが続いた。

テスト開始1時間前に新車「STR13」を発表したトロロッソ・ホンダは、ブレンドン・ハートレーがリカルドに次ぐ93周を走りきり、ソフトタイヤで出した1分22秒371で8番手につけた。18年仕様のホンダエンジンは、ミサノで行われたシェイクダウンから信頼性を発揮し続け、データ収集に大きく貢献した。

テスト開始早々にホイールナットのトラブルによって右リアタイヤの脱輪クラッシュに見舞われたマクラーレンのフェルナンド・アロンソは、午後のセッションから本格的に走行を再開。スーパーソフトタイヤを履いた唯一のドライバーとして5番手タイムを記録した。

F1プレシーズンテスト初日 総合順位結果

Pos. Driver Team Time Lap
1 ダニエル・リカルド レッドブル 1分20秒179 105
2 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分20秒349 58
3 キミ・ライコネン フェラーリ 1分20秒506 80
4 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分20秒547 73
5 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1分21秒339 51
6 カルロス・サインツ ルノー 1分22秒168 26
7 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分22秒327 25
8 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分22秒371 93
9 ランス・ストロール ウィリアムズ 1分22秒452 46
10 ロマン・グロージャン ハース 1分22秒578 55
11 マーカス・エリクソン ザウバー 1分23秒408 63
12 ニキータ・マゼピン フォース・インディア 1分25秒628 22
13 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 1分44秒148 28