ホンダF1、信頼性を発揮して合計246周「エンジン最適化を更に前進」F1合同テスト3日目
ホンダ製F1パワーユニットを搭載するスクーデリア・トロロッソとレッドブル・レーシングは、2月20日(水)に行われたF1バルセロナ合同テスト3日目にそれぞれ138周と104周を走破。ホンダ勢としては合計246周のマイレージを加算し、2日目に達成した224周を上回る走り込みを完了した。
トロ・ロッソ側の走行を担当したダニール・クビアトは、走行距離を伸ばしただけでなく、印象的なラップタイムも記録した。午後6時のセッション終了前にC5タイヤを履いてマークした1分17秒704は、参加全13台中最速。タイムシートの一番上に自身の名を刻んだ。クルマを降りたクビアトは「タイムシートに囚われる事なく、努力を続ける事が重要」と冷静にコメントしている。
レッドブル側のテストを担当したのはマックス・フェルスタッペン。午前中はエアロレイクを取り付ける等して空力テストに注力。午後は様々な種類のセットアップを試すなど、黙々とラップを重ねて5番手タイムでマシンを降りた。
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが3日目のセッションの内容を振り返った。
ホンダF1:合同テスト3日目を終えて
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
トロロッソ、レッドブル共に、我々としては今日もパワーユニットの機能確認などを継続しました。両チーム合計で246周を走り込む事ができ、順調な一日となりました。
今日はテスト初日のドライバー達が走行しましたが、それぞれの特性に合わせたパワーユニットの最適化を更に進めることできましたし、有益なデータを多く蓄積することが出来たと思います。
今晩改めてこれまでの3日間で収集したデータを分析しますが、明日もトラブルフリーでセッションを終えて、今回のテスト1を問題なく締め括れればと考えています。
テスト4日目は2月21日(木)現地午前9時、日本時間午後17時からスペインのカタロニア・サーキットで行われる。