F1バルセロナテスト《4日目》午前速報:クビサ最速、ホンダ勢2-3も トラブルで走行時間を大幅ロス
第2回F1公式プレシーズンテストが26日(水)に幕を開け、日本時間21時を以て午前の4時間のセッションにチェッカーフラッグが振られた。この日も現地バルセロナは寒く、セッションは気温9℃、路面温度11℃のコンディションでスタートした。
この日のセッションの半分を消化した現時点では、アルファロメオのロバート・クビサが最も柔らかいC5コンパウンドを履いて1分16秒942をマーク。暫定トップタイムを刻んだ。これは、メルセデスを除けばプレシーズンテスト全体で2番目に速い。セッション開始直後には、冷えた路面とタイヤに足を取られて最終コーナーで軽くスピンする場面もあったが、トータル53周を走り込んでいる。
ホンダ勢にとっては厳しい4時間となった。ホンダ「RA620H」を搭載するレッドブルとアルファタウリはこの日、各々アレックス・アルボンとピエール・ガスリーを起用しセッションに臨んだものの、2台共にインスタレーションラップを終えたのみでピットへと戻り、その後3時間近くをガレージ内で過ごした。
トラブルの詳細についてレッドブルは、RB16にサスペンション関連の問題が発生していた事を認め、アルファタウリは「パイプが緩んでいたため」と発表した。
4番手タイムをマークしたメルセデスのルイス・ハミルトンが89周、フェラーリSF1000をドライブしたセバスチャン・ベッテルが84周もの周回を重ねたのとは対照的に、アルボンは29周、ガスリーも僅か25周に留まった。
走行プログラムへの影響は避けられず、午後の巻き返しが期待されるが、両マシンは硬めのC2コンパウンドを履きながらもガスリーが2番手、アルボンが3番手タイムを刻んでランチへと向かった。
セッションは1時間の昼休み休憩を挟んだ後、現地14時から18時まで、日本時間22時から26時までの4時間に渡って午後の部が行われる。
F1バルセロナテスト《4日目》午前結果速報
Pos | Driver | Time | Gap | Tyre | Laps |
---|---|---|---|---|---|
1 | Alfa Romeo |
クビサ1:16.942 | C5 | 53 | |
2 | AlfaTauri |
ガスリー1:17.773 | + 0.831 | C2 | 25 |
3 | Red Bull |
アルボン1:17.550 | + 0.608 | C2 | 29 |
4 | Mercedes |
ハミルトン1:17.562 | + 0.620 | C4 | 89 |
5 | Racing Point |
ストロール1:17.787 | + 0.845 | C3 | 43 |
6 | Ferrari |
ベッテル1:18.113 | + 1.171 | C3 | 84 |
7 | Renault |
リカルド1:18.214 | + 1.272 | C2 | 53 |
8 | Mclaren |
サインツ1:18.221 | + 1.279 | C3 | 46 |
9 | Williams |
ラティフィ1:18.300 | + 1.358 | C4 | 48 |
10 | Haas |
グロージャン1:18.670 | + 1.728 | C3 | 42 |