フェルスタッペン、テスト初日に2度もスピン喫するも「RB16はどのセクションでも速い」と満足
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2月19日(水)にカタロニア・サーキットで行われた2020年F1バルセロナテスト初日セッションを振り返った。
テスト初日のこの日、単独でRB16をドライブしたフェルスタッペンは、8時間のセッションを通してトータル168周を走り込み、C3コンパウンドでトップから0.54秒落ちの4番手タイムを刻んだ。168周というラップ数はレース約2.5回分に相当する堂々たるマイレージだ。
黄旗が出るようなものではなかったが、何度かコース外に飛び出すシーンも見られた。午前中にはターン10でワイドに膨み縁石を乗り越えてコース外へ。午後はターン13で2度ほどスピンを喫したが、フェルスタッペンは「グラベルで足を滑らせただけで、マシンの限界を試していただけ」と説明した。マシンへのダメージはない。
カタロニア・サーキットは低中高の各コーナーに加えて、シケインやロングストレートを持ち合わせており、マシンの総合力が試される。ヘルメットを脱いだフェルスタッペンは「クルマはコース上のどのエリアでも速さがあった」と述べ、手応えを得ている様子を伺わせた。
RB16はどのセクションでも速い
マックス・フェルスタッペン順位: 4位, 周回: 168
良い日になったよ。できるだけ多く走り込むのは常に重要なことだし、今日は本当に良いお手本みたいな一日になったからすごく満足だ。
シャシーもエンジンも共にうまく噛み合って稼働してくれている。これが何よりも大切なことだし、僕らの期待通りの状況になっている。
この冬は、改善したいと思っていたマシンの課題点に取り組んでいたんだけど、今日はコース上のどのセクションでも手応えのある速さを感じることが出来た。今のところ信頼性に問題はなく去年よりも更に優れているし前向きだ。
この後はクルマへの理解を深めながら様々新しいパーツをテストし更に走り込んで、どの部分を改善していけるかを探っていく事になる。明日以降も良い形でテストを続けていきたいね!
初日をトップで締め括ったのはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタス、3番手にはレーシングポイントのセルジオ・ペレスが続く結果となった。
2020年F1バルセロナテスト2日目のセッションは、日本時間2月20日(木)現地9時から17時まで、スペインのカタロニア・サーキットで行われる。