レッドブル・レーシングのレースエンジニアリング部門を統括するギヨーム・ロケリン
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・ホンダ、テスト初日に計画以上の成果を達成「今後に向けての楽観的材料」

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レッドブルのレースエンジニアリング部門の責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、2月19日(水)に行われた2020年F1バルセロナテスト初日のプログラム内容について説明した。

レッドブル・ホンダはこの日、マックス・フェルスタッペンが終日に渡ってRB16をドライブし、個人としては最多となる168周を走り込んで4番手タイムをマークした。

レッドブル・ホンダRB16を駆るマックス・フェルスタッペン、2020年F1バルセロナテスト初日
© Pirelli & C. S.p.A.

昨年まで計8日間が用意されていたプレシーズンテストだが、今年はコスト削減を更に推し進めるべく2日間が削られた。ギヨーム・ロケリンは「今年はテストスケジュールが変更され日程が短縮されたため、例年よりも少し集中的にロングランに取り組んだ」と語り、ショートランは殆ど行わなかったと明かした。

降雪でセッション中止となった2018年程ではないにしろ、セッション開始を告げるグリーンフラッグが振られた午前9時のバルセロナは気温7℃、路面温度13℃という非常に寒いコンディションだった。

ギヨーム・ロケリンはコンディションによるプログラムへの影響があった事を認めながらも、最終的には予め計画していた以上のプログラムを消化できたと明かした。

「今日のバルセロナは単純に寒く、路面温度も典型的とは言えないコンディションだったから難しい部分があったのだが、それでもなんとか計画全てをやり終えることが出来たし、それ以上の成果を上げることが出来た。これはかなり楽観的な材料だ」

「そんなわけで、今日は本当に疲れたのだが、ドライバーの仕事ぶりには満足しているし、ふるいにかけるべきデータを大量に収集することも出来た。明日はアレックス(アルボン)と一緒に仕事に取り組んでいくが、全体として非常に良いスタートが切れたと思う」

ギヨーム・ロケリンは最後に「とても良い一日になったと思う」と付け加えた。