F1へのスポンサードは費用対効果抜群? PKNオルレン、ロバート・クビサへの支援で「予想以上の利益」を達成
年明け早々の元旦に、スイス・ヒンウィルのチームが2社目のタイトルスポンサーを獲得したというニュースが舞い込んだ。昨年より「アルファロメオ・レーシング」を名乗りF1世界選手権に参戦するチームは、来季より「アルファロメオ・レーシング・オルレン」を名乗る。
ロバート・クビサのスポンサーであるPKNオルレンは、中央ヨーロッパ最大の石油グローバル企業で、6大陸、世界中90カ国以上で事業を展開している。昨年、ロバート・クビサがウィリアムズでF1復帰を果たした際には、1000万ドル(約11億1,123万円)の持ち込み資金があったとされているが、その費用対効果は抜群だったようだ。
PKNオルレンのダニエル・オバイテク最高経営責任者兼社長は次のように述べ、2019年シーズンを通して同社のブランド価値は大幅に増加し、その結果として小売りでの競争力が上がり「予想を上回る利益」を達成したと主張した。
「スポーツにおいてもビジネスにおいても一貫性が重要だ。昨年、我々はロバート・クビサのF1復帰をサポートすることで、このスポーツの歴史の担い手となったわけだが、それと同時に、オルレンというブランドの歴史に新たな1ページを切り開いたという事も自覚していた」
「世界で最も権威のあるF1に参戦し、我々は昨シーズン、予想を上回る利益を得ることになった。16レースを終えた時点で、我々のロゴマークの価値は1億1000万PLN(約31億4,184万円)を超え、リテールネットワークの収益性も大幅に向上した」
「また、グローバルなブランド認知度を高めることで、共同ブランド化プロセスをスタートさせることができ、その結果としてヨーロッパのすべての事業所が同一ブランドの名の下で運営されるようになった」
「今や我々は、巨大な伝統と歴史を持つチームとの交流によって、更なる重要な一歩を踏み出したのだ。世界で最速のドライバーの一人であるロバート・クビサは、今後も我々のアンバサダーであり続ける」