オスカー・ピアストリ、早期契約解除で「和解合意」マクラーレンF1に合流
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アルピーヌとの間で「和解合意」に達した事でオスカー・ピアストリは、最終アブダビGP後にヤス・マリーナ・サーキットで行われるF1ポストシーズンテストよりマクラーレンでの正式な職務を開始する。
アルピーヌのリザーブドライバーを務めるピアストリは2023年に向けてマクラーレンとF1レギュラードライバー契約を締結したものの、既に来季以降の契約があるなどとしてアルピーヌが反発。一件は契約承認委員会(CRB)に持ち込まれるまでの争いに発展した。
審議の結果、ピアストリは晴れてマクラーレンでの2023年F1デビュー切符を手にした。だが、2022年末までの契約を持つアルピーヌとの関係は緊張状態となり、ライバルチームへの放出のタイミングに注目が集まっていた。
喧嘩別れの可能性も危惧されていたが、マクラーレンのアドレアス・ザイドル代表はサンパウロGPの舞台、インテルラゴス・サーキットで「関係するすべての当事者と和解合意に達した」事を明らかにした。
「アブダビでの最終レースの後の月曜日からオスカーと正式に仕事を始めることができる。アブダビでの若手ドライバーテストでは彼を現行マシンに乗せる予定だ」
正式加入は11月21日(月)となるものの、本合意に基づきピアストリは先週、ポール・リカール・サーキットでのマクラーレン旧車テストへの参加を果たした。
ポール・リカールでのテストは、ダニエル・リカルドとの2023年までの契約を早期解除したマクラーレンにとって、ピアストリを評価する最初の機会となった。
ザイドルはこのテストについて、両者の初顔合わせの取り組みであるという点でお互いを知る上で「非常に重要」だったとした上で「良いスタートが切れた」と評した。
「我々は素晴らしいプログラムを用意しているし、マクラーレンはF1での初のレースに臨む若手ドライバーの準備という点でも豊富な経験を持ち合わせている」
「我々は来年のバーレーンでの最初のレースが、彼にとっての最初のF1レースだと感じさせないよう努力していきたいと考えている」
「その意味で、(アブダビでの)ヤングドライバーテストは明らかに重要な出発点になると思う」