無念のリタイヤを喫したパウロ・ゴンサルヴェス、ダカールラリー2019 Stage 5にて
Courtesy Of Honda

ゴンサルヴェスがダカールラリーで死亡、ステージ8が急遽キャンセル

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1月5日から中東サウジアラビアで開催されているダカールラリー2020のステージ7で、ポルトガル出身のライダー、パウロ・ゴンサルヴェスがレース中に事故に遭い、その死亡が確認された。40歳という若さだった。

ダカールラリー2015の準優勝ライダーはこの日、スペシャルステージの276km地点でクラッシュ。現地10時8分に事故の発生を確認した主催者は、その8分後にメディカルヘリコプターを派遣。医療班が現場に到着した際、心肺停止状態で発見された。

医療スタッフはゴンサルヴェスに蘇生処置を施し、ヘリで現地レイラ病院に搬送するも、医師によって死亡が確認された。主催者は参戦ライダー達とのミーティングを経て、モーターバイク及び四輪バギーのステージ8をキャンセルすることを決定した。

1979年2月5日にポルトガル・エスポンセンドで生を受けたゴンサルヴェスは、国内を中心にキャリアを積み、2009年に初めてダカールラリーに参戦。2011年にはステージ2勝を挙げ、2013年にはセルトエスラリーとモロッコラリーを制覇し、クロスカントリーラリー世界選手権のチャンピオンに輝いた。

TOYOTA GAZOO Racingから本大会に参戦しているフェルナンド・アロンソは「本当に悲しい日だ。チャンピオン、安らかに眠って」と偉大なライダーの死を嘆いた。