サインツのルノー移籍は来年にお預けか?パーマー「契約がある。残り7戦に出場する予定」
トロ・ロッソのカルロス・サインツにシートを奪われるとの噂があるルノーのジョリオン・パーマーは、自身には残り7レースを含むシーズン末までの契約があると語り、早期のシート喪失の憶測を一蹴した。早ければ、シンガポール後のF1マレーシアGPで、サインツがルノーへ移籍すると言われている。
「僕には契約があるし、今年はまだ7レースが残ってるんだ。過去にF1では35回レースをしてきたけど、”次のグランプリではいなくなる”とかなんとか散々言われてきたから、そういう風に言われるのは慣れちゃったよ。くだらない噂さ」
「僕はマレーシアGPに出るつもりだし、最終戦のアブダビまでレースをするよ。何度も同じことを言ってるけどさ」
マクラーレン・ホンダの決別によってサインツのルノー移籍はほぼ確実なものとの見方が広がっているが、騒動の鍵を握るパーマーは今季中のサインツのルノー移籍を否定した。ルノーはマクラーレンにエンジンを供給する見返りとしてサインツを要求、ルノー入りするサインツの穴埋めとしてトロ・ロッソには育成ドライバーのピエール・ガスリーが収まり、パーマーはシートを喪失するものと考えられている。
パーマーが否定したのは今季中のルノー離脱であり、シート喪失そのものについては言及していない。パドック内ではマレーシアでの交代劇を予想する声が多いように思われるが、パーマーがシーズン最後までルノーのステアリングを握る可能性は低くはない。
チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグが34ポイントを獲得しチームに貢献する一方、マシントラブルの不遇に見舞われているとは言え、パーマーは今季まだ1ポイントも獲得できていない。